2019年09月16日

新生姜と青柚子を使った フレッシュなジンジャーエール

今の時期しか作れない旬の味、新生姜と青ゆずのフレッシュジンジャーエールのレシピ紹介です!
以前紹介した、ジンジャーシロップとの違いは、香りと水分です。

190916aoyuzu01.jpg
炭酸で割って、ミントをあしらいました。好みで柑橘果汁を足します。ウォッカやジンなどを入れるとおしゃれなカクテルにも。

新生姜は、水分が多く、辛みが控えめで香りが瑞々しいのが特徴です。このため、糖分と少量のゆず果汁以外、まったく水を加えないシロップが作れます。まだまだ暑い9月ですから、冷蔵庫に常備して、冷たい水で割ったり、炭酸水で割ったり、はたまたお酒で割ってみたり、色々な使い方ができるフレッシュな風味のシロップです。

さっそく、材料と作り方を。

青ゆずと新生姜のフレッシュジンジャーシロップ

【材料】
・新生姜 500g
・青ゆず 4個
・粗糖 500g
・塩 小さじ1/4

※ 使う糖分は「粗糖」です。薄い褐色で、粉末、というよりも顆粒状、白砂糖と黒砂糖の中間ぐらいの精製度ですが、飲み物の場合、黒砂糖やきび砂糖では少々風味が強すぎるので、粗糖を使用しています。ちょっと贅沢ですが、糖分はハチミツに置き換えることもできます。生姜500gに対して300ccぐらい、その場合は、加熱せずにスライスした新生姜と青柚子を瓶に入れてからハチミツを注ぎ、冷蔵庫に入れて3日程度置きます。

【作り方】
1・新生姜は洗って、皮をむき、傷んでいる所があればその部分を切り取って、2mmほどの薄切りにする。

2・ほうろうか、土鍋、なければステンレスの鍋(アルミや鉄などの鍋は避ける)に1と粗糖を入れてまぶし、1時間ぐらい置いて、じんわりと水分が出てきたところで弱火にかけ、こげつかないように時々混ぜながら15分ぐらい炊く。火を止めて布巾などで覆い、半日ぐらい置いておく
3・青ゆずを洗い、1つは2mmぐらいにスライスして、種を取り除き、残りの3つは果汁をしぼります。(残った皮は、お料理の薬味などに使用できますので捨てないで!緑色の外皮だけを薄く剥きとって、冷凍したり、刻んで同量の塩と混ぜておけば、長持ちします)

4・2を瓶に移して、3の青ゆずスライスと果汁を加え、冷蔵庫で1日置いた後、漬けてある生姜と柚子をざるなどで漉し取って、シロップと分離します。シロップを作った後の生姜とゆずは、お菓子作りや、お料理の隠し味に使用できます。小分けで冷凍しておくと便利です。

【シロップをしぼった後の生姜の使い道色々】

・細かく刻んで、カレーや煮込み料理の隠し味に(カレーなら4人前に小さじ1〜2杯)
・細かく刻んで、パウンドケーキなどの焼き菓子に
・紅茶に入れる
・カツオや牛肉、貝などのつくだ煮に

posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 12:01| Comment(0) | 有機しょうが/ginger | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

有機農業の仕事 インターン実習生を受け入れています。

先週から、インターンの学生さんをひとり受け入れています。なんと東京から。約2週間の間、弊社でいろいろな仕事を体験してもらう予定です。

190909iwata01s.jpg
初日は出荷場で包装作業を体験してもらいました。新生姜のようにフレッシュな大学3年生です。

人手不足といわれて久しい農業ですが、やっている方はこんなにいい仕事はない、と思うことだって多いんです。体を動かして、夏になるとたっぷりと汗を流し、日々、自分達が育てた野菜を食べる。近くで昔から田畑を耕して生きてきたお年寄りの元気な様子を見ていると、やっぱり体を動かす仕事をしている人たちは丈夫です。

しかし、ある年代からは病気になるお百姓も増えてきました。なぜか?これはやっぱり仕事の中に理由があります。目先の利益と効率を追いかけると、農薬や化学肥料を使う割合が増えてくる。人間の仕事も時間を問わず、自分の作った野菜を調理する暇もないので、安い加工食品を食べる。安価な食品ほど、食べる人の体のことよりも、利益と効率を追求しているので、農薬、添加物を多く使っている。この負の循環に巻き込まれると、いかに体を動かしていてもバランスを崩すのは、作物も人間も同じことです。

野菜たちを機嫌よく健康に育てることと、自分達の体、そして自然環境もすべて繋がっていると感じます。お客さんにおいしく、安全な野菜を食べていただくには、まず自分たちの健康管理が大切です。田舎で、体を動かし、野外で四季とともに変化する自然、そこに含まれる自身の体と向き合うということは、有機農業に携わることの、大きなメリットではないでしょうか?

近頃のなんとなく不穏な世の中の雰囲気に少しでも逆行したい気持ちがあるからでしょうか。今後さらに、縮小していく人口と経済にあらがわず、それでも愉快に健康に日々を過ごしていくために、有機農業を仕事にするというのは、悪くない選択肢だと思うのです。

現在も、インターンおよび、就職希望者の就業体験などの受け入れをしています。問い合わせ先など、詳しくはホームページお気軽にお問い合わせください。ご連絡をお待ちしています。 大地と自然の恵みHP・求人情報

ホームページ管理人の好きな、宮沢賢治の有名な文章の一部を引用しておきます。
読むたびに、わからないのですが、何かとても大切なことが書かれているような気がしています。
※ 全文はこちらで読めます→ 青空文庫

農民芸術概要綱要(のうみんげいじゅつがいようこうよう)より

農民芸術の興隆

……何故われらの芸術がいま起らねばならないか……

曾つてわれらの師父たちは乏しいながら可成楽しく生きてゐた
そこには芸術も宗教もあった

いまわれらにはただ労働が 生存があるばかりである
宗教は疲れて近代科学に置換され然も科学は冷く暗い
芸術はいまわれらを離れ然もわびしく堕落した
いま宗教家芸術家とは真善若くは美を独占し販るものである

われらに購ふべき力もなく 又さるものを必要とせぬ
いまやわれらは新たに正しき道を行き われらの美をば創らねばならぬ

芸術をもてあの灰色の労働を燃せ
ここにはわれら不断の潔く楽しい創造がある

都人よ 来ってわれらに交れ 世界よ 他意なきわれらを容れよ


posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 08:21| Comment(0) | 有機農業の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月02日

青ゆずの出荷がはじまっています。

9月になりました。長雨が続きましたが、今日はようやくの晴れ間。例年であればまだまだ残暑厳しい時期ですが、今年は拍子抜けぐらい涼しいです。そして出荷がはじまりました。初秋のお楽しみといえば青ゆず!今年は量が少なめですが、ずっしりと充実してきれいな実が成っています。

190901yuzu02.jpg
わーい。いい香りです。

さわやかな青ゆずの香りにうっとり。実はゴルフボールよりもちょっと大きいぐらいです。果汁を絞るのは10月下旬ごろから、実が黄色く色づいてからですが、青柚子は柚子胡椒の材料にしたり、焼き物、お吸い物の薬味に使ったり。例えば塩だけを振ってグリルで焼いた鶏肉に、青ゆずの皮をおろしたものと、果汁を少しかけるだけで、一気に料亭風?かけるだけなのに、急に料理の腕が上がったような気がします。鶏肉の他、白身魚や青魚などにも合います。

190901yuzu01.jpg
まだ深い青緑色のゆず。固いです。

この季節限定の上品な香味ですが、これを年中使えるように工夫したのが、最近ブームになっている「ゆず胡椒」です。青い外皮の部分だけを丁寧にすりおろし、青唐辛子と1割程度の塩を加えたものですが、こちらのレシピも研究してみたいと思います。(青唐辛子が一般的には手に入りにくいのがネック)

数量は少ないのですが、弊社ネットショップでも取扱いを開始しました!青ゆずとして出荷できる時期は短いので、欲しい方はお急ぎくださいね。http://yuukinougyou.shop-pro.jp/
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 10:00| Comment(0) | 有機ゆず/yuzu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月01日

昭和な・なすカレーレシピ

カレー大好き!
今までいろんな野菜レシピを紹介してきましたが、意外となかったカレーのレシピ。最近はスパイスをたくさん使った本格的なカレーを自宅で作っちゃうカレーファンも増えているということですが、手始めにはあまり背伸びせず手作りカレーもハードル低めからはじめたいと思います。

30代で胃腸にダメ出しされる。
カレーといえば、ポピュラーなのは市販の固形ルーをつかったおうちカレーです。が!30過ぎた頃からかしら。食べたらいつも胃がもたれる。。という状況に。かたやお店で辛〜いインドカレーを食べてもへっちゃらだったりするので、なんでだ!?と思っていましたが、原因はこれまた油。常温で固まる油は胃で分解しにくく、胃もたれしがちです。固形のカレールーって夏場も溶けたりしませんものね。お皿洗いした時にあらためてわかるそのしつこさよ。あのこなれなさが食道胃袋で展開しているのですからなるほど、もたれるワケだ。

懐かしカレーへの道・・・
カレーが大好きなので、そこはなんとか固形のルーを使わずに、小麦粉とバターを炒めて作る自家製ルーで、昭和の洋食風カレーを作ってみようと思い立ちます。そう。昔は固形のルーなんてなくて、小麦粉とカレー粉を炒めて自家製のカレールーを作っていたのです。ある程度の年齢以上の人は記憶にあるかも。そんなに難しく考えずに作ってみていただきたいです。

ナスと豚肉の 昭和洋食風カレー
190901nasucurry.jpg

【材料】4〜5人分

 ・有機なす 2本
 ・玉ねぎ 1個
 ・豚肉こまぎれ 200g +塩、胡椒
 ・塩 小さじ1

 ・水 カップ4はい
 ・醤油 大さじ1
 ・きび砂糖 大さじ1
 ・塩 小さじ1

 カレールー
 ・玉ねぎ 2個
 ・有機生姜 ひとかけ(すりおろしで大さじ1)
 ・にんにく ひとかけ(すりおろしおおさじ1)
 ・バター 20g
 ・油 大さじ2
 ・カレー粉 大さじ3
 ・薄力粉 大さじ3
 ・トマトケチャップ 大さじ4

ひとことメモ

主な具材は、玉ねぎとナスと豚肉です。お好みで他の野菜を入れてもいいですが、味噌汁と同じで取り合わせはセンス。今回のレシピにジャガイモ人参は入れないでくれというのが、レシピ開発者のこだわりです。これに足すとしたらミニトマトとかしめじかな。
カレー粉は、いろんなメーカーから出ています。オーガニックのものもあるのですが、問題はその配合。。数種使ってみたものの、いまだ好みのものが見つからず、今回はどこでも入手できるポピュラーな赤い缶入り(王道のS&B赤缶)を使用しました。
SBcurry.png

これですね。。どうやらDNAに刷り込まれた絶妙のバランスは得難い。この配合で有機を切望しますよ!

これも原料はスパイスのみで、添加物は入っていないのですが、有機栽培のスパイスを使用したカレー粉があればうれしい。(おや!ガラムマサラはあるみたいですね→https://www.sbfoods.co.jp/products/detail/15458.html 次回はこれにターメリック足して使ってみます)

【作り方】

1・ルーを作ります。
たまねぎ2個を半分に割り、繊維を断ち切る方向で薄切りします。にんにく、生姜は皮をむいてすりおろし、またはみじん切りにします。

190831nasu07.jpg
とんがりを上として、横にスライスしている。これで、みじん切りにせずとも、炒めるうちにこなれます。

鍋にバターと油を入れて弱火で溶かし、切った玉ねぎと、にんにく、生姜、塩小さじ1を入れて中火で炒めます。全体に火が通って、玉ねぎが透明になったらいったん火を止めて、蓋をして蒸らします。
※ 玉ねぎをあめ色に炒める時、ずっと加熱し続けるよりも、加熱→蒸らしを繰り返す方が、調理時間もガス代も節約できます。蒸らしている間に他の作業を進めましょう。

190831nasu10.jpg
炒め1セット終了はこんくらい。

5分ぐらい蒸らしてから、再度火を通し、全体がふつふつと熱くなって薄く色づいてきたらまた火を止めて蒸らします。

190831nasu12.jpg
そして2セット目。
190831nasu13.jpg
3セット目。

さらに5分蒸らしてから炒め、薄茶色になったら、油大さじ1とカレー粉、薄力粉、塩、トマトケチャップを入れてこげつく寸前まで弱火でじっくりと炒めます。
190831nasu17.jpg
鍋底がほんの少し焦げる!ぐらいの時に火を止めて。焦がし過ぎも注意。これにて特製ルーの完成。余分に作って冷凍しておくと便利!

2・具材を調理します。
ナスは縦4等分にして、画像のような細めの乱切りにします。玉ねぎは半分に切ってから繊維にそって大きめに切ります。
豚こまぎれは、食べやすい大きさに切って、塩、胡椒をしておきます。

190831nasu02.jpg
なすはこんな感じ。食べやすい大きさを意識して。

190831nasu06.jpg
玉ねぎは、ルーの時とは逆の方向、やや大きめに切る。

3・鍋に油を大さじ1入れ、弱火であたためて鍋底全体に広げ、中火にしてから豚細切れを入れて、8割火が通るぐらい(少しピンク色が残るぐらい)炒めます。次に野菜と塩小さじ1を入れて強火で炒め、全体にしんなりしたら水カップ4を入れ、蓋をして中火で15分ぐらい煮ます。野菜に火が通ったら、醤油ときび砂糖を入れてさらに5分煮て火を止めます。

190831nasu16.jpg
豚肉に8割ぐらい火が通ったら野菜と塩小さじ1を入れます。(ここでの塩は野菜から水分を引き出すために使っています)

190831nasu15.jpg
玉ねぎがしんなりしたところで、水を入れる。

190831nasu19.jpg
煮えました。実はこのままでもちょっと美味しい。

4・最後にルーを加えて味を整えます。
ルーの鍋に煮汁を少しずつ加えてゆるめてから、具材の鍋に戻し、煮立ててから、味を整えて完成です。
※ 味を整えるのは塩、醤油、ケチャップの他、和風だしの素(化学調味料無添加のもの)なんかを加えてもおいしいです。



posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 09:30| Comment(0) | 有機なす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月19日

おいしくて安全な油についてのおはなし(揚げ油編)

180826tenpura.jpg

おいしい揚げものが食べたい!

個人的には、夏野菜は揚げ物がおいしいと思っているのです。暑い!と思われるかもしれませんが、調理時間は案外短く、何より野菜中心でもごちそうになる所がうれしいところ。

普段できるだけ安全な食べ物をと気をつけている人の中でも、案外ノーマークだったりする揚げ油。原料の産地や加工方法などによって、風味や安全性も全く異なるので実は要注意です。美味しい有機野菜をもっとおいしく食べていただくために、これから油と調味料について詳しく解説したいと思います。

どんな油を使っていますか?

oil600.jpg

スーパーでよく見かけるのは、1リットル入りで300円から500円のサラダ油や米油です。しかし店によっては1000円近く、さらにそれ以上高い揚げ物用油も販売されています。この価格の差はなんだと思われますか?そして、両者にはどんな違いがあるのでしょうか?

油の抽出方法

油の抽出方法は、大きく2種類にわけられます。

1.圧搾法
昔ながらの方法で、菜種やゴマなどの穀物に重しで圧力をかけて、しみだした油を漉すなどしたもの。素材から抽出できる油の量が少なく、抽出時間も長くなるので、効率が悪く、価格が高くなりますが、加熱処理をしていないので、油脂の成分が変化しておらず、酸化しにくいのが特徴です。

2.抽出法
ヘキサン
という溶剤を使って材料から油を取り出す方法です。油脂分の少ない大豆や米ヌカでは、菜種のように圧搾しても油を取り出すことはできないので、この方法を使用します。圧搾法よりも搾れる油の量が多く、効率が良いので、安価な油を製造することができます。

ヘキサンについて

ヘキサンは石油由来の有機溶剤です。液体でそのまま摂取すれば人体に有害ですが、油の製造に使用する場合は、製造工程で完全に除去されるので、抽出した油にはヘキサンは含まれていません。それならば、特に問題もなく、安くて効率がいい方がいいと思われるかもしれませんが、実はヘキサンよりも、抽出後の油を精製するために加熱することによって油の構造が変化し、悪名高いトランス脂肪酸※1が生じたり、低温圧搾の油と比較すると酸化しやすい油になっているということの方がむしろ心配です。

※1トランス脂肪酸
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8

揚げ物を食べて、胃もたれや胸やけをおこすということは、このように酸化した油を摂取している可能性が高いのです。良い油を使用したとしても、温度を上げすぎたり、長時間使用し続けたりすると、いずれ油は酸化するので、上等の圧搾油でも使用方法によっては害になるということにも注意する必要があります。

油の原料について

安い油ほど原料コスト削減のため、効率重視の農産品が原料として使用されています。特に油では「遺伝子組み換え作物」※2を使用している可能性があります。油脂それ自体を販売する場合、原材料に対して「遺伝子組み換えではない」という表記が出ているものが大半ですが、業務用の油など、惣菜や菓子に使用する場合は、表示義務がないため、知らず知らずのうちに遺伝子組み換えの作物を摂取してしまう可能性が高いということです。

※2 遺伝子組み換え作物
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E7%B5%84%E3%81%BF%E6%8F%9B%E3%81%88%E4%BD%9C%E7%89%A9
(この項目にはウィキペディアにおける良記事を示す☆のマークがついていますね)

例えば、サラダ油の原料として、よく綿の実の油が使われますが、綿に関しては、主に食用ではなく繊維生産が目的であるため、生産効率のいい遺伝子組み換え品種への移行が、比較的抵抗なく進められてきました。その割合は世界中の綿花生産量の約75%にものぼるといわれています。ここで綿の実は副産物になるのですが、当然そちらもほとんどが遺伝子組み換え作物ということになります。そしてこの綿実油は安価な上、サクサクと軽く揚がるので、低価格なスナック菓子や冷凍食品のフライなどにもよく使用されています。

遺伝子組み換え作物については、それを摂取したことによる人体への影響はまだ解明されていません。ただその先が未知数なのに、許可されているから大丈夫と思えるはずもなく、少なくとも私はこの無責任な人体実験にあえて身を挺すことはありません。「ただちに害はない」ということはすなわち、「もっと後で何かあっても責任は取れないよ」ということですから。


おすすめの油

難しい話はこのへんで、具体的油を選ぶためのチェックポイントとおすすめの油についてまとめます。

ポイント1・遺伝子組み換え作物を使用していない

ポイント2・低温圧搾(コールドプレス) 一番搾り※3

低温圧搾で抽出できる原料としては、菜種とゴマが一般的ですが、普段使いには菜種が適しています。焙煎していないゴマを搾油した「太白ごま油」は、やや高価ですが、風味も良く、サクッと揚がるので天ぷら専門店でも使われています。

※3 一番搾り
圧搾では、搾りかすに油分が残るので、搾りかすから抽出法でさらに油をしぼって圧搾の油と混合して販売している場合もあります。一番搾りと表示がある場合は、低温圧搾の油のみを使用しているということです。

さらに国産材料を使用した油なら理想的ですが、国産の菜種は生産量が少ないので、普段使いとして、非遺伝子組み換え、オーストラリア産菜種油を使用した菜種油を使用しています。揚げかすや粉が混ざると、酸化の原因になります。必ずオイルポットを用意して、使用後はこまめにろ過。温度管理に気をつけて、酸化させないように、揚げ物の後は炒め物にも使い、油が疲れる前に※4つぎたしながら、常に回転するようにしています

※4 油を捨てないで使う方法
良い油は、できるだけ無駄なく利用したいところ。揚げ油は一回使ったら捨てる。という人もいますが、とてももったいないです。揚げかすをろ過するオイルポットを用意して、使ったらまず熱いうちにろ過。油を使い続けると、油の粘度が増して、からっと揚がらなくなってきますので、そういう時は、めんどうがらずに一度火を止め、油を一度ろ過してから新しい油を2〜3割足せば、またからっと揚がるようになります。オイルポットの油は、揚げ物だけでなく炒め物にも使うようにすると、使った油が酸化する前に使い切ることができます。魚介を揚げた時は、油ににおいがつきますので、少々もったいないようですが新聞紙などに染み込ませて
処分しています。


菜種油のおすすめ

kahoku_1650.jpg
鹿北製油 菜たねサラダ油 圧搾法一番しぼり

ichiban_1400.jpg
米澤製油 圧搾一番搾り なたねサラダ油

安全はもとより、目から鱗のおいしい揚げ物。一番のコツは油選びです。さっそく試してみてくださいね。

posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 10:32| Comment(0) | 有機野菜レシピ/recipe | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月07日

新生姜出荷中!

梅雨時期に塩漬けにした梅から梅酢が上がって、土用干しがはじまる頃、ちょうど時同じくして、新生姜の出荷がはじまりまりました。

20180823syouga07.jpg

畑から掘り上げた新生姜は、畑で葉っぱを切り落としてから、出荷場に運び、きれいに洗ってから、選別し、包装して全国に出荷されます。貯蔵の生姜に比べて水分量が多く、傷みやすい新生姜の洗浄は特に気を使います。

農業、というと畑仕事ばかりをイメージしがちですが、運搬や洗浄、選別や包装などもとても大切な仕事です。収穫する時には、その後の出荷までの作業をイメージできるように、スタッフたちも畑仕事だけではなく、いろいろな作業に携わるようになっています。

190722arai04.jpg
泥付きの生姜を洗浄機に入れている所。洗浄機の水がまんべんなくあたるようにベルトに載せて送ります。

190722arai03.jpg
こちら洗浄機の出口。きれいに洗われた新生姜を、傷まないように注意しながらにコンテナに収めます。

当たり前のことですが、それぞれの仕事は別々ではなく、全てがつながっています。それを単純な作業として切り離し、効率だけを追求してしまうと、見落としてしまうことがあります。お客さんの手元に届くまでの工程を畑で作業している時にもイメージできるかどうかで、野菜の品質は大きく変わってきます。

時々、「有機の野菜なのに、きれいすぎる!?」と、怪しまれるようなこともあったりしますが、店頭や通販でお客様の手元に届くまで、野菜の元気を保つために、畑だけではなくて、出荷場においてもいろいろな工夫と手間を注いでいます。そして、この品質を評価して、野菜を買い続けてくださるお客さんがいらっしゃるからこそ、こんな方法を続けることができます。

新生姜は早めに収穫するので、収量が少なくなるうえ、手間もかかるので少々割高ですが、それでも食べたいフレッシュな季節の味です。定番の甘酢漬けの他に、そのまま天ぷらにしても美味しいのでおすすめ。それぞれ、ホームページのレシピコーナーで紹介していますので、ぜひお試しくださいね。

紅ショウガの作り方  → http://www.yuukinougyou.com/recipe/3877634
生姜と夏野菜の天ぷら → http://www.yuukinougyou.com/recipe/8280352
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 07:00| Comment(0) | 有機しょうが/ginger | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月05日

彩り!かんたん! 夏野菜のめんつゆ揚げびたし

8月に入りました!夏本番。食事の用意がおっくうな季節です。しかし、ここで食事をおろそかにすると家族一同夏バテダウンとなるのもまた、恐ろしい法則。できれば栄養のあるものをまとめて作って冷蔵保存。2〜3日食いつなぎたいというのが、手抜きではなく、合理的かつカシコイ食事計画。。と、いう訳で、作り置きできて、食欲減退時にもおすすめのお野菜たっぷりレシピをご紹介します

190729nasu05.jpg
我が家の夏の定番、夏野菜たっぷりめんつゆ揚げびたしー☆

お野菜は色々入った方が、彩りも栄養価も高いのですが、全部そろわなくてもオッケーです。でも、ナスとオクラは入れたいですね。。(ええ、美味しいからですよ。我々が栽培しているから、という理由だけではありません ^_^;)

【材料】2〜3人分
・有機なす 2本
・有機オクラ 5〜6本
・その他、好みの夏野菜(かぼちゃ、ピーマン、ししとう、ズッキーニなど)
・揚げ油 適量 (低温圧搾の菜種油)

漬け汁
・めんつゆ(ストレート ) 1カップ
 ※手作りのレシピはこちら→ねばねば☆パワーそうめん 
・有機生姜 ひとかけ

・青しそ 2枚
・大根おろし 少々

【作り方】
下ごしらえ
・野菜を食べやすい大きさに切りそろえます。油がはねるので、水気がついていたらふき取っておきます。
・生姜をすりおろして、めんつゆに混ぜておきます。

1・180℃に熱した揚げ油に、切った野菜を入れて揚げます。(油に対して、野菜を入れすぎないように注意)
できるだけ種類別に、固いものから順番に揚げます。カボチャ、ズッキーニなどは他の野菜よりも揚げるのに時間がかかるのではじめに、オクラやナスは2分程度、ピーマンやししとうはもっと短い時間で火が通ります。揚げた野菜は、ザルやキッチンペーパーを敷いた皿などに取り、油を切ってから漬け汁に浸します)
揚げ油は、揚げている途中に、量が減ったり、色が濃くなったりすれば、つぎ足して使用します。野菜のかけらなどが油に残っていると、それが焦げて、油の風味が変わりますので、こまめに引き上げて。
2・油を切った野菜を熱いうちにめんつゆに浸します。(浸してすぐに食べられますが、1〜2時間浸しておくと味が染みてきます)
3・2を浅い鉢などに盛りつけ、大根おろしと細く刻んだ大葉を添えて完成です。(このトッピングはなくてもいいのですが、写真の様に薬味を天盛りにすると、お店みたい。おいしそーって言ってもらえたら、作る方のモチベーションもアップ。見た目から食欲をそそるのも大事!)
※ 天盛りとは 日本料理の盛りつけ方法で、料理の上に薬味や香の物を小高く載せることをさします。まだ誰も箸をつけていませんという意味もあります。

【ひとことメモ】
・冷蔵庫で2〜3日保存できます。
・暑くて食欲がない時は、めんつゆ1カップに対して、米酢を小さじ2、お砂糖を小さじ1加えて軽く煮立てた漬け汁にアレンジすると、さっぱりと甘酸っぱくて食が進みます。
・ごはんのおかずとしてはもちろん、おそうめんに漬け汁ごとかけて食べても美味しい。栄養バランスもばっちり!
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 00:00| Comment(0) | 有機なす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月29日

夏本番!夏野菜祭り!!

7月ももうすぐ終わり、長かった梅雨もようやく明けて、肌寒い7月も一転!急激に気温が上昇しております。。みなさまいかがおすごしですか?私はもはや夏バテ気味ですが、今朝もスタッフのみんなは、午前中からお日様が容赦なく照りつける畑に出かけていきました。元気だ。。

夏といえば、露地の野菜が元気な時期です。定番のオクラと、今年からはじまった茄子の収穫もまっさかり。気温が低くて成長が遅れていたオクラですが、ここにきて勢いが出てきました。オクラは大きくなると、筋張って固くなってしまうので、急いで収穫しなくていけません。また、大きくなったオクラが幹についたままになっていると、次の花が咲かないので、これも要注意。午前中の涼しいうちにたくさんのスタッフが出ていっせいに収穫します。

190729okura01.jpg
オクラ畑の畦には今、こんな花が咲いています。彼岸花の仲間かな?和みます。

190729okura03.jpg
炎天下での収穫作業は、日焼けと高温対策が大事です。色々試してみんなそれぞれの工夫があります。

190729okura05.jpg
暑いほど元気なんだ、オクラさんたち。青空に映えるクリーム色の涼し気な花。

一方、こちらは茄子の畑。長雨で花が落ちていたのが記憶に新しいですが、梅雨があけて元気回復!ハウスの茄子が終わりかけているところで、うまく露地につながりました。

190729nasu06.jpg
190729nasu02.jpg
190729nasu03.jpg
これは日本ミツバチかな?暑いのによく働きます。虫や両生類を見かけるのも有機の畑ならでは。

190729nasu04.jpg
ちょうちょもいました。

ナスの葉っぱ生き生きと元気。全体が元気だから、きれいで美味しい実がなるという訳。日頃のお世話のたまものです。
収穫中の忙しい所お邪魔して、ナス食べていますか?と聞いてみますと、食べてますとの答え、よく食べているメニューは唐辛子と塩を入れて炒めたものですって。スタッフも元気でなければ、作物のお世話はできませんので、食べることはとても大事。忙しい中、みんなよく自炊しています。

ナスとオクラの他、夏野菜をどっさり使ったメニューも鋭意開発中。
下の画像はそうめんつゆに生姜のすりおろしを入れて、素揚げにした夏野菜を漬け込んだ揚げびたし。近々レシピコーナーにも載せますね。

190729nasu05.jpg






posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 10:04| Comment(0) | 有機おくら/okura | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月22日

雨の日の畑

190722nirouno.jpg

雨の韮生野です。時折叩きつけるような強い雨が降るなか、それでもスタッフのみんなはいつものように畑にでかけて行きました。いつも好天の日を狙って撮影しているので、実は、こんな日の写真があまりない。そこで雨からカメラをかばいつつ、あちこちの畑に散らばって行ったみんなを追いかけました。

まず、先日苗を植えていたナスの畑(露地)にたどり着きました。ここにはまだ誰もいません。この畑での収穫は既に始まっていますが、最近は長雨の影響で、花が落ちたりしています。「親の意見と茄子の花は、千に一つの仇もなし」ということわざを聞いたことがありますが、必ずしもそうではなかったのか。。親の意見の方はどうでしょうか?

190722nasu03.jpg
雨に濡れる茄子畑の模様。

190722nasu01.jpg
あんまり雨続きなので、いかに水が大好きな茄子でもおなか一杯でしょうか。

190722nasu02.jpg
長雨の影響か、ときどきぽとりと花が落ちています。ちょっとかなしい。

続いてこちらのハウスでは、葱の苗を植える作業が始まっていました。ハウスの中ですが、季節柄、天井を開放しているので、雨に濡れながらの作業。蒸し暑くて汗もかくしなかなか骨が折れますが、みんなモクモクとがんばっています。

190722negi01.jpg
苗を植える前に、マルチを貼って穴をあけていきます。きちんと計って。この間隔が大事なのです。

190722negi03.jpg
植穴に4〜5本ずつ葱の苗を植えます。

190722negi06.jpg
かわいいの発見。こいつだけは快適そう。
190722negi05.jpg
ハウスから見る、雨にけぶる山々と田んぼ。すっかり水を満々とたたえています。

今週は明日から天気が回復する予報。心待ちにしていた晴れ間。気温も夏らしくなるでしょうか。梅雨明けも近い!(合羽は嫌いだ)
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 11:02| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月15日

ミニトマトの苗を植えました。 抑制栽培って何だろう?

今日はミニトマトの苗を植えました。去年までは、8月は出荷をお休みしていたミニトマトですが、今年からは真夏も出荷できるように鋭意画策中です。

トマトは夏の野菜なので、暑いところが好きそうなイメージですが、冷涼で乾燥した南米の高地原産の植物なので、日照を好む割に、高温多湿には弱いのです。ですから、雨が多くて日差しの強い高知の真夏に栽培するとなると、色々と工夫になるという訳。雨よけのためにハウス内で栽培するのですが、気温が上がりすぎるのを防ぐため、資材などを使って生育環境を整えることを抑制栽培というのだとか。ハウスといえば、加温するための施設、という印象がありましたが、冷房を取り付けるでもなく、気温を抑える方法があるなんて、驚きです。 そんな方法があるなら人間の生活にも応用してみたい。

190715tomato05.jpg

ちょうど都合よく数日間は曇りや雨の予報が続いていますが、植え付けは手早く済ませてしまわないと折角の苗がしおれてしまうので植え付けは急ピッチ。オクラの収穫を済ませたスタッフも合流して一気に片付けます。

190715tomato02.jpg
今回植えた苗は「べにすずめ」という品種。食味がよくて、たくさん収穫できるのはもちろんのこと、いつもお世話になっているマルハナバチ君がいなくても自分で受粉するのだそう。なんとびっくり!


今回使うマルチフィルムは銀色。これも抑制栽培のための工夫。銀色のマルチフィルムは光を反射するので、地温の上昇を抑えます。さらに、葉裏に住む害虫に光をあてて退治。一石二鳥です。植え付けは、この銀のマルチに30cm間隔で植え穴を開け、そこに苗を植えつけていきます。植え付けに時間がかからないように、この穴は苗が届く前にあけておきます。効率よく育てて収穫するために、株間を正確に取ることはとても重要!スタッフは必ずメジャーで測っていますよ。

今のところ、気温が低めで推移している今年の夏。高知県ではまだ梅雨も明けぬままですが、7月も折り返しです。夏本番に向け、高知から全国に元気のいい有機夏野菜をお届けできるように日々工夫。何より自分たちが毎日食べたいおいしいお野菜、ますます追求してまいります。

190715tomato06.jpg
雨が大好きアマガエル君。ミニトマトを植えたハウスの外にいました。鮮やかな黄緑色がかわいいな。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 12:04| Comment(0) | 有機ミニトマト/tomato | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする