2020年08月10日

ニラ植えの工夫

先日、ニラの苗を植えました。ニラは種から育てていますが、はじめはとても小さいので、苗専用のハウスで管理し、ある程度の大きさになってから別のハウスに移して定植しています。

200810nira05.jpg
ニラの苗です。

畑はあらかじめ肥料を入れて耕してから、畝立てをし、マルチフィルムを貼ります。マルチフィルムの色は白。フィルムの裏面は黒で、夏場は白い方を表にしていますが、気温が低い時期には、黒の方を使います。

マルチフィルムにあらかじめ開けておいた穴にニラの苗を植えるのですが、穴に突っ込むだけでは定着しにくいので、ここで土に押し込むために道具を使います。この道具、実は代表の手作り。この地域では、イモの蔓を植えるために木の枝がY字になった部分を使っていましたが、これをヒントにして、竹で作っています。

2008110.jpg
コレです。シンプルな竹製のヘラですが先の部分が足袋のように二股に割れています。

オリジナルツールということで、代表には念のため、これを公開しても大丈夫でしょうか?とお伺いを立ててみましたところ、別にいいんじゃないの。ですって。太っ腹です。私も真似して一本作ってみたいです。売っている農業機械や農機具は便利ですが、それよりもこうした手作りの道具や工夫を見るとうれしくなります。何本もあったので、作るのも大変だったと思います。大切に使いたいですね。

200810nira03.jpg

穴の横に苗の束を配り、順に植え付けていきます。単純な作業ですが、あくまで丁寧に。道具を使ってしっかりと土に差し込むと苗の活着が違ってきます。

200810nia04.jpg

苗は深く植えすぎても、浅く植えすぎてもよくありません。根っこの下が空洞になったりしないように、慎重に植えていますよ。

200810nira07.jpg
植えましたよ。

ここから収穫までは80日ぐらいです。どうか無事に育ってね。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 09:57| Comment(0) | 有機にら/allium tuberosum | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月03日

梅雨明けました。次の季節の仕事

四国地方もようやく梅雨があけました。雨だとまったく捗らないのが路地の畑の土作りです。次のシーズンの植え付け前に、肥料をまき、土を起こし、畝を立てるところまでですが、雨が降っている時に作業したりすれば、スタッフがドロドロになるだけじゃなくて、土がカチカチになってしまいますので、スケジュールが迫っていてもジリジリと晴れの日を待つのみ。

200803negi02.jpg
少し雲がありますが、気温は急上昇中!水分補給を忘れずに。すばやくてばやく作業を進めたいところ。

長かった梅雨が先週末に明け、さらに数日してから土が乾いてきたところで、ようやく「元肥」をまく日和となりました。
「元肥」とは作物を植える前にあらかじめまいておく肥料で、家庭菜園をやっている素人から見れば、そんなに?と思うほどの量を振りまいています。ここから成長にしたがってさらに「追肥」をまいたりしていますので、やはりそれなりの収穫を得ようと思えばそれ相応に与えねばならぬということでしょうか。(なにもやらなくても雑草はボーボーになるのにな…)

この日のメニューは油粕やぼかし肥料など5種類。代表によると、肥料の調合によっては野菜の健康状態はもちろん味も変わるので、料理の味つけをするみたいなイメージだよ。とのことです。ふーむ。奥が深い。

たかが肥料まきとあなどるなかれ。ひとつひとつの作業を丁寧にすることが、有機の鉄則です。秘密道具「背負い肥料散布器」を使います。これがシンプルな構造なんですが、とても便利。ノズルの角度によって、肥料が落ちる量も微妙に調節できますよ。

200803negi01.jpg
これが「背負い肥料散布器」!考えた人は偉い!

200803negi05.jpg
こんな風に左右に振りながらまきます。畝の長さと背中の肥料の量を考えて。慣れないうちは、ひと畝一袋の予定がアレレなんてことも?

抱えると重い肥料袋も背中に背負うと楽。荷物を持つときは体の高い位置で持つほど軽く感じるってご存知?体幹に乗っかるからということのようですが、乾燥した土地に住む人が、水瓶を頭の上に乗せて運んでいるのもこれと同じことですね。

ちなみに、むかしの人は、カゴに肥料を入れて手でまいていましたよ。

200803negi08.jpg
担当個人所蔵品です。

私は収穫用のカゴとして買ったのですが、本当は肥料カゴなんですって。肥料が抜け落ちないように、竹と樹木の皮を使って編んでいるのがポイント。変わった形と素材に飛びつきましたが、かつては肥料が入っていたんだな。。(洗って干したから大丈夫…)自然素材の古い道具が大好きなので、便利で風流な道具を自分で作れたりしたらいいなと思っております。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 17:38| Comment(0) | 有機青ねぎ/long green onion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月27日

雨の日ファッションチェック!

7月も終わりというのに雨の日が続いています。晴耕雨読にはあこがれますが、現実は土砂降りの中でももちろん仕事。朝目が覚めて、雨音がすると憂鬱ですが、合羽を着て出かけます。

7月とはいえ、体が濡れると不快で、作業効率も落ちますので、雨装備にはスタッフそれぞれにこだわりがあるみたいですね。ここで突然ですが、雨の日ファッションチェック!

200727ame06.jpg

こちらは生姜を掘っている現場です。一応ハウスの中ですが、高温対策で天井のビニールをところどころ外していて、野外同然。。容赦ない雨で掘り上げる端からドロドロでの奮闘中です。

スタッフ二人にそれぞれ雨の装備へのこだわりをインタビュー。まず手前の青い合羽を着たスタッフ林氏のこだわりは、某登山用品メーカーのレインウエア。軽くて涼しいのがポイントだそうです。足元の足袋のようになった歩きやすい雨靴はネットで購入。収穫が終わってからハウスの屋根に上ってビニールを張り直す作業がありますので、長靴だと危険なのだとか。

200727ame04.jpg
作業中失礼します。ちょっと合羽を見せてくださいね。オヤ。顔にも泥がついているよ。。

200727ame03.jpg
足袋靴もドロドロですが、指先が二つに分かれてるの見えますかね?色やデザインは不明。

続いて2代目マサ氏。とにかく濡れたらすぐに着替えられるように雨合羽は複数用意おくのがこだわりポイント。濡れたまんまで作業するのはいやだからねー。とのこと。雨用の靴は長靴でも地下足袋でもなく、渓流釣りなどで水の中を歩く人のためのシューズを使い始めたばかりとのことで、濡れてもすぐに乾くし、軽くて濡れた場所でもすべらないのでこれまた高所作業にもいいんだとか。

200727ame02.jpg
作業着は地元高知の「ワークウェイ」という作業服専門店で買うことが多いです。

200727ame01.jpg
これが渓流用のシューズ。作業が終わってから洗って干しとくと、翌朝にはすっかり乾いているんだとか。水切れ抜群。

強い日差しや激しい雨にさらされる野外作業はちょっとした工夫で作業効率が全然変わってくるので、作業着や道具にはみんなそれぞれこだわりがあります。機能的なことだけじゃなくて、デザインがカッコよかったりすると雨の日でも多少はテンション上がるかもしれません。また後日、使って良かった買って良かったスタッフのおススメツールの情報まとめなんかも取材してみたいですね。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 12:01| Comment(0) | 有機しょうが/ginger | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月13日

梅雨と旧暦

本日2020年、令和2年7月13日です。
今年、四国地方では5月31日に梅雨入りが発表されました。梅雨前半は空梅雨気味でしたが、かれこれ1カ月半近く梅雨ということになります。

ひとくくりに7月といっても、気温や降雨はその年によって傾向も変わります。現在広く使用されているカレンダーは西暦(=太陽暦)といって、西欧を中心に使用されてきた暦ですが、戦前までは日本独自の暦(=太陰暦)が使われていました。

西暦のカレンダーでは、太陽の運行を基準に組まれているのに対し、旧暦では新月(朔)から次の新月までの期間を一月と定めています。その旧暦で今日を探すと、なんと5月23日。先週の七夕だって、旧暦の7月7日を探すと、今年は西暦の8月25日ということになりますので、季節感覚にもかなりのズレがあることになります。

西暦(太陽暦)2020年7月13日 → 旧暦(太陰暦)5月23日

なんと、旧暦で見ると、今日はまだ皐月(5月)!。ちなみに水無月というのは旧暦の6月を指しますが、今年の旧6月は7月21日からということになり、ちょうど平年の梅雨明け時期にあたりますので、梅雨だというのに「水が無い」という理不尽な月名の謎が解けます。

200713tuski.jpg

ちなみに去年、2019年の7月13日は旧暦の6月11日でした。その差18日。つまり、旧暦を適用すると、今年の7月13日が去年の7月13日よりも気温が低いというのは当然のようにも思えます。(実際、半月遅れと考えても今年は低めなんですが。。)

以前にもここで紹介したことがあるかもしれませんが、農業従事者の中には、今でも旧暦を見ながら作業している人が結構います。戦後、システムだけを西洋のものにまるっと入れ替えて合理化したようですが、スーツや革靴が日本の気候に合わないように、暦も長年この国で使い続けてきたものに分があるような気がします。

釣りをする人は、常に潮の満ち引きを意識していますが、陸上の生き物の営みにも月は大きな影響を与えているということは間違いなく、昔のお百姓は今よりも月の動きを意識して、日々の作業の段取りを決めていたようです。

これからの農業は、大きな屋内設備で、土を使わず、あらゆる要素をコントロールできるようなやりかたが主流になってくるのかもしれませんが、自分としては、季節風土に沿い、土から生まれてきた野性味のある野菜を食べ続けたいと思うのです。

コロナ禍の中、あらゆるところで除菌や抗菌の文字が踊りますが、管理され、無菌の中におかれた食べ物が安全かといえば、それはおおいに疑問です。そしてそれはたぶん、人間においても同じこと。良いものも悪いものも混在する中で、極端に振れないために、バランスを取る知恵というのは、むしろ昔の人のやり方や、野生の動植物の生き方から学ぶ方が多いかもしれません。





posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 12:00| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月06日

生姜の収穫がはじまりました!

200707syouga02.jpg

ハウス栽培の生姜の収穫がはじまりました。ハウス栽培の生姜は、露地ものよりもかなり早い段階で植え付けますので、収穫も早い。しかし、本来の収穫時期はあと2ヶ月ぐらい先です。もっと後になってから収穫すれば大きくなるものを、ほっそりとした若い時に収穫するのは贅沢ですが、早めに収穫する生姜は水分量多めでやわらかく、辛みも控えめなので、香辛料というよりも野菜としての生姜といってもいいでしょうか。この時期の生姜にしかない魅力があります。

この時期のしょうがで作りたい紅しょうがのレシピはこちら
20180823syouga01_orig.jpg

やわらかいということは、傷みやすいということでもあり、洗浄や選別、包装の作業も特に気を使います。配送はもちろんクール便で。ご家庭でも冷蔵庫に保存し、できるだけはやめにお召し上がりくださいね。

200706syouga01.jpg



posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 11:58| Comment(0) | 有機しょうが/ginger | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月02日

七月です。

梅雨にしては晴れ間も多かった6月が終わり、7月に入って、今週は強雨が続いています。
作業的には雨の日ははかどらないこともありますが、作物にとって梅雨にしっかりと雨が降ることはとても大切なことです。

200630ajisai.jpg

しかし、高知の雨はというと、熱帯のスコール並みの激しさで知られています。太平洋から来た雨雲が、緩衝もなく最初にぶつかってくるのですから、雨脚が強い時などは、傘をさしていても無意味なぐらいの勢いがあります。
勢いが強すぎる雨は、時に作物をなぎ倒し、畑の土を削り取っていきます。雨と同時に強風が吹くこともあります。そんな条件の中、作物を育て無事収穫までたどり着くには、いろいろな対策を取っておく必要があります。

200630syouga03.jpg

先日の敷き藁は、乾燥対策であるのと同時に、雨で生姜を植えている畝が削れるのを防ぐためのものでもあります。さらに風雨で倒伏したり折れたりするのを防ぐために、ネットを張っています。上の画像で黒い紐が交差しているが見えますか?

200630kaeru02.jpg

ネット張りの作業中にカエルと遭遇。これはニホンアマガエルです。お腹が膨らんでいるところを見ると、お食事の後でしょうか?彼らの好物は昆虫ですので、お見かけするとうれしい。農薬を使うと、害虫だけではなく天敵となる昆虫やカエルなどにも影響があるので、これは有機の畑ならではの光景。

200630kaeru01.jpg

こちらはニホンアマガエルよりひとまわり大きいシュレーゲルアオガエル。鮮やかな黄緑色の体色と金色の目が特徴です。アマガエルよりも数が少ないので、見つけるとうれしくなって、つい手に乗せてみたりしちゃうスタッフ。多様性というものについて考えているんですと言い訳したりして。都合の悪い要素を殲滅するのではなくて、ほどほどのところでバランスを取るセンスというのは、コロナ禍の中、これからますます大切になるのではないでしょうか?

posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 00:00| Comment(0) | 有機しょうが/ginger | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月22日

夏至です。

昨日は、一年で一番昼間の長い日「夏至」でした。これからが夏本番。そして梅雨真っ盛り。。のはずですが、今朝は晴れました!

200622syouga02.jpg
ピカーン✨と、梅雨とは思えない爽やかな朝。。

こんな日は、いずれ暑くなるので収穫作業は午前中早めに終わらせたいところです。

200622okura03.jpg
低い背丈のオクラを収穫するのは腰に負担がかかります。早く大きくなってほしいですね。
200622okura02.jpg

気温の関係か、現在はやや低調のオクラさんたち。いずれ人と同じぐらいの背丈になりますが、今はまだこんな感じです。虫の食害もちらほらあるので、そちらも気にしつつの収穫作業です。

200622okura01.jpg
腰につけた収穫用のかごからコンテナに集められたオクラたちです。

200622ajisai.jpg

畑に向かう街道沿いには紫陽花が植えられていて、今が見ごろ。紫陽花の色は土壌のphによって決まると思っていましたが、あらためて調べてみると、アルカリ性=赤系 酸性=青系という常識もとっくに覆されておりました。

そういえば、日本では酸性土壌が多いにもかかわらず、ピンク系の花も比較的多く見られます。これにはアルミニウムやリン酸などの含有量や、水分量など、多くの要素が影響していて、酸性かアルカリ性か、なんていう単純なことではないようです。なんとなく日陰のあじさいには青が多いなとは思っていましたが、たとえ酸性の土壌に植わっていたとしても、水分量が少ない状態では、花を青くするアルミニウムイオンが溶けださないために赤系になるというので、そのあたりも気にしつつ観察すると面白いですね。(そういえば、この画像の場所は日当たりが良い)

参考:園芸ネットより「あじさいの花色調整」


200622kumo.jpg
畑の周辺の生き物から教えてもらえることは多いですね。

posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 11:20| Comment(0) | 有機おくら/okura | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月15日

有機オクラの収穫がはじまりました。

先週からオクラの収穫がはじまりました。今年は、種を蒔いてからの低温と雨が少なかったことによる乾燥で収穫時期が遅れましたが、梅雨がはじまってようやく動き出した感があります。

200615okura05.jpg
どんよりと重い曇り空の下ですが、明るいクリーム色のオクラの花はひときわ鮮やか。

200615okura01.jpg
今年は序盤足踏みで苦戦気味だったオクラですが、ようやく勢いが出てきました。

200615okura08.jpg
傷がつくと、その部分が黒く変色するデリケートなオクラ。出荷場でていねいに選別し、袋詰めしています。

200615okura04.jpg
初物!まだ少し小ぶりです。

日々土に触れ、作業に汗を流し、日が暮れればごはんを食べてお風呂に入り、布団に入れば体の疲れで、早々に寝入ってしまうというのが、農家の日常です。農業でお金をたくさん稼ぐのは難しいのですが、先に書いたような暮らしをしていると、たくさんお金を使う機会もあまりありません。

時々フンパツしてごちそうを食べたところで、野菜だけではなく、魚や肉の産地でもあるこの地域で、生産者(知り合いをたどれば、ほとんどの第一次産業につながるのが田舎です。いただくことも多い)から一番上等の食材を買ってもさほど高額になることはないですし、地元の店も都会からすると驚くほど安くておいしいものを出しています。山や川、ひとつ山を越えれば海も近く、休日に一日中遊んでも入場料を取られることはありません。そもそも、植物を育てたり畑を整備したり、ちょっとした大工仕事が楽しいと思えるのならば、仕事という名のもとに、ずっと遊んでいる、と解釈することだってできるかもしれません。

誰かに指示され、自分の意図とは関係なく動かされている、と感じているのならば、農業に限らずどんな仕事もつまらないのですが、自分のやりたいことと、仕事の内容が矛盾していなければ、すべて学びとして吸収できるので一石二鳥です。ただそれを自分の将来にどう生かすか、応用していくかという将来像を抱いていないと、まったく面白くはない訳ですが。

posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 11:34| Comment(0) | 有機おくら/okura | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月14日

生姜の藁敷き

生姜の芽出しが終わるとそろそろ梅雨です。ここで急いでやっておきたいのが藁敷き。以前にも書いたかもしれませんが、高知の雨は下から降るといわれるほど大粒で勢いよく降るので、傘をさして歩いていても、地面からはねかえる水滴で足元がびしゃびしゃになってしまうというのはよくある話。

芽出しをした後、黒いマルチフィルムをそのままにしていると、この後ぐんぐん上がる気温で地温が上がりすぎるので、芽が出揃った時点で溝を残してはぎとりますが、この畝をむきだしのままにしておくと、今度は強い雨に叩かれて、畝の土がどんどん流出してしまいます。そこで稲藁を敷いておくと、土の流出を防ぎ、さらに梅雨の後に来る強い日差しと、高温から生姜を守ることができます。

200609syouga01.jpg

生姜の栽培には欠かせない稲藁ですが、これは昨年の秋から準備しておいたもの。大量に必要なのですが、野外に積んでおくと腐ってしまうので、藁専用のハウスに保管しています。

200609syouga08.jpg

200609syouga03.jpg

藁ハウスから軽トラや台車を使って藁束を運び出し、畝に配ってから生姜の芽を痛めないように慎重に敷きこみます。

200609syouga06.jpg
まず畝の中心に、畝と平行に藁を敷き詰めます。

200609syouga12.jpg

続いて、畝と垂直方向、生姜の芽の間に藁をかぶせます。まだ弱い芽を傷つけないように注意しながら、たっぷりと隙間なく配置します。中腰できつい作業ですが、この日は曇り気味で日差しが強くないかったというのが救い。湿度高めだったので汗はだらだらと流れます。

今年は気温が低く、路地生姜の芽吹きが遅れたので、藁を敷く作業が6月になってしまいました。作業の翌日にいきなりたたきつけるような雨で梅雨も本番。なんとか間に合ってやれやれです。

200609syouga11.jpg
こちらは害虫アザミウマの天敵が好むというクレオメ。役に立つ上に、花も美しいなんてお得です。畑の周りに植えています。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 01:16| Comment(0) | 有機しょうが/ginger | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月03日

おいしい野菜ってどんなもの?

190318nira03.jpg

ここだけの話、有機の野菜だからといって、そうでない野菜よりも美味しいとは限りません。ましてや「虫が食っているから美味しい証拠」とかいう話も時折聞きますがそれも間違いです。それでも、うちの野菜は美味しいです。と自信を持っておすすめできるのには、いろいろな工夫があるからなんです。


200602nira02.jpg

先日、代表から有機ニラの成分分析のデータを渡されて、結果をブログの記事にしてねと言われましたが、さて。このデータの意味するところは?ビタミンCや甘みを示す値はほぼ平均値ですし。。一見するとそんなにいい値に見えません。と思ったところで、一個極端に平均よりも「少ない」数値がありました。平均数値の約1/5です。この「硝酸イオン」って一体何なのでしょうか?

肥料をたっぷり入れたら美味しい野菜になるの?
「硝」と「酸」という文字から、なんとなくイガイガした味をイメージしますが、実際に硝酸イオンの値が高い野菜を食べると、味覚の中でも「苦味」「えぐみ」などの要素を強く感じます。つまりこの数値が高い野菜は、美味しくない。もっとはっきりいっちゃうと不味いんです。

IMG_1566.jpg

同じ種類の野菜でも、栽培方法によってこの硝酸が多くなったり、少なくなったりするのにはどんな要因があるかというと、一番大きな要因は、肥料です。中でも「窒素」という成分が多いと、作物の中の硝酸イオンが増えます。窒素は作物の中でも葉っぱを大きくする作用があるので、ニラのような葉物野菜を早く太らせようと思えば、たくさん使いたくなるかもしれませんが、おいしいニラを食べたいと思えば、そんな雑なことはできません。

さらに窒素の投入量が多すぎると、野菜が傷みやすくなる傾向があります。冷蔵庫の中で使われずに古くなった場合、黄色く萎びていくのではなく、ぐずぐずに溶けたように腐る野菜は、窒素肥料が過剰に使われている可能性が高い。(温度や水分量など保管状況にもよりますけれど・・・)食味だけじゃなくて、品質面でも窒素肥料のまきすぎはよくないのです。

chijimi.jpg

野菜の作り手としては、有機野菜を選んでくださるということ以上に、おいしいと言って食べていただくことがうれしいので、見た目倒しではない、狙った味わいを出すために肥料の配合や、お世話のしかたには試行錯誤をくりかえしています。人間同様、ごちそうの食べ過ぎは良くないのですが、極端なダイエットも逆効果。栄養バランス良く、病害虫に強い元気な野菜作りのために、技の探求を続けてまいります。


posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 13:30| Comment(0) | 有機栽培の技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする