2019年03月26日

オクラの種をまきました。

桜の開花の知らせを聞いたとたんに冷え込んだ週末、いかがおすごしでしょうか。作物も、草も虫も急に勢いづくこの季節、農家はやることが多くててんてこ舞いの日々です。

もう先々週のことになってしまいましたが、今年もおくらの種まきをしました。普通、オクラの種まきはもっと暖かくなってからですが、オクラ農家としては、市場に沢山出回る頃よりも少しでも早く収穫したい。そこで、いろんな工夫をして、収穫のスタート時期を前倒しにしています。

ちょっと太っ腹ですが、ここでどどーんとそのやりかたを公開します。
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まずこれが種まきをしているオクラ畑の様子です。種まきの方法を順を追って説明しますと。。

・まず畝を立てて、マルチフィルムをはります。
・その上に水の入ったチューブを畝の中央に配置しします。(保温のため)
・画像に見えるようなアーチ状の支柱をさします。
・チューブの両脇に穴をあけて種をまき、赤土をかぶせます。
・アーチの上から透明のビニールをかぶせて、両脇を土で押さえます。

種を蒔くだけでこの工程。。たいへんな手間がかかってます。工夫も色々と。

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種を蒔いた後にかぶせる土は、畑の土ではなく、山から掘ってきた赤土。なぜこんな面倒なことをしているかというと、畑の土には、雑草の種の他に、作物を病気の原因になる菌が混ざることがあるためです。

ホームセンターなどで購入できる市販の種の多くには、殺菌消毒のための農薬がコーティングされているため、そのまままいても病気にかかりにくいのですが、有機栽培では、そのような種を使用しないので、このひと手間が大切になってきます。

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真ん中のビニールチューブには水が入っていますが、これは、中の水が日中、日の光で温められて湯たんぽのようになり、気温が下がる夜中から明け方にかけて、トンネルの中の温度が下がるのを防いでくれる役割があります。この方法を考えた人はすごいな。そういえば、海の近くの方が、盆地よりも寒暖差が少なくなりますが、これも水の保温力のおかげなんですよね。自然の摂理を利用したエコ暖房システムといったところでしょうか。

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最後に、ビニールをかけて、ふちに土をかぶせます。この時期は風が強い日も多いので、これを怠ると、せっかくかけたビニールがめくれ上がって逃げ出します。そうならないようにしっかりと。画面正面から右はまだ仮止めで、左側は土寄せ作業が終わっています。いつだったかマサさんが、オクラは露地のわりに資材がこじゃんといる。。と言っていた理由がよくわかりました

発芽には少し時間がかかりますが、収穫が始まるのが6月頃から。

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ちなみにこちらは昨年5月のオクラ畑の様子。トンネルとビニールチューブは芽が出てしばらくしたら外します。今年もおいしいオクラがたくさんとれますように。


posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 10:49| Comment(0) | 有機おくら/okura | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月18日

にらたっぷり!旨辛チゲ鍋

今週末には桜が咲くという予想が出ましたが、ここ数日冬に戻ったような肌寒さです。ブルブル。。
山間とはいえ、南国土佐なので、お日様の光は力強く、今週はまた気温も上がりそうだということですが、コタツやストーブを片づけるのはもうすこし後になりそうです。

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駐車場にはかわいらしいつくしが出てきましたが。

気持ちは春に行きたいのですが、こうも寒いと暖かいものが食べたくなります。冷蔵庫にあるもので、手軽にできて、不足しがちなお野菜をたくさん食べられて、となると鍋ものでしょうか。
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こちらはニラのハウスです。いちめん緑色の世界。
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レシピつくるのでニラ持って帰ります。と、言ったらば、大量にいただく。。レシピ担当の特権ありがたく、そしてややパニック。

大地と自然の恵みでは一年中作っている「ニラ」は鍋物にもぴったり。青い野菜が少なくなる時期も、ずっと頼りになります。寒い日におなかのなかから暖かくなりたい、ということで、今日紹介するのは韓国風のチゲ鍋。
調理手順は辛い豚汁、という感じなので、気軽に試してみてくださいね。

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にらたっぷり・旨辛チゲ鍋の作り方

【材料】2〜3人分
・豚バラ肉または豚コマ切れ肉 200g
・絹ごし豆腐 1丁
・白菜 1/4
・ニラ 2束
・しめじ、しいたけなどのキノコ類 適宜
・塩 少々
・ごま油 大さじ1(普通の油じゃなくてごま油を使うと、少し本場風になるのですね)
・水 4カップ
・みそ 大さじ2
・コチュジャン 大さじ2
※ シメにうどんやラーメン、ごはんがあれば大満足!

【作り方】
1・具材をそれぞれ食べやすい大きさに切ります。
2・鍋にごま油を熱し、豚肉を入れて炒めます。半分ぐらい火が通ったらキノコも入れて全体にしんなりとするまで炒めます。
3・2に水と白菜を加えて火にかけ、煮立ってきたらアクをすくって火を弱めます。鍋から煮汁を少し取ってボールに入れ、みそとコチュジャンを溶きます。これを鍋に戻してからスープの味見をします。好みで調味料を足して、最後にニラと豆腐を入れて、蓋をして火が通るまで煮れば出来上がりです。何人かでいただくなら、食卓にコンロと鍋を置いて、具材を足しながら食べても良いですね。お鍋の後のシメは、うどんやラーメン、ごはんを入れておじやにしてもおいしくいただけます。

補足
・市販の鍋の素は便利ですが、無添加の手作りスープは格別です。味噌やコチュジャンは物によって塩分にかなりバラつきがありますので、必ず味見をしてスープの味の調整を。
・辛いの苦手、という人やお子さんのいるご家庭では、辛味を入れない味噌仕立ての鍋にして、各自好みで、コチュジャンや、七味などを加えるとよいかもしれません。味噌のかわりに塩や醤油で味付けすれば「ちゃんこ鍋風」に。
・豚肉の代わりに、ぶつ切りの鶏肉や、ひき肉のつくねを入れてもおいしい。
・コチュジャンが入手できない場合、豆板醤にみりん、砂糖を加えると似た味わいになります(コチュジャンとトウバンジャンはそれぞれ、豆や麹、唐辛子が原料の辛い味噌ですが、コチュジャンにはもち米の麹や糖分が使われていて、豆板醤よりも甘みが強いのが特長です)それぞれのお国の皆様には、全然違う!などと言われてしまいそうですが、オリジナルレシピってことでここはひとつ。。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 12:02| 有機にら/allium tuberosum | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月11日

とても大切な土のこと

最近は水耕栽培というのもありますが、大地と自然の恵みで栽培されるお野菜はすべて土からとれています。
遠く離れた食卓からは見えにくい畑の様子。野菜を見るだけでわかる、なんてことはプロでも難しいですが、思った以上に味に出るのが「土の出来」なんです。

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たとえば、ホームセンターで売っている園芸用の土には、幅広い作物が、ある程度育つほどの肥料分や保水のための腐葉土や堆肥、ミネラルなどがあらかじめ含まれています。だから、そのまま作物を植えても、(もちろんお世話の仕方によりますが)そこそこの作物が育ちます。

しかし畑の土には肥料を入れなくては、なかなか作物は大きくなりません。元々の土壌の条件や植える作物の種類によって、どんな肥料をどのぐらい入れるのか、その都度計算して、作物を植え付ける前、畑を耕す時に混ぜ込みます。さらに栽培期間中に追肥として施すこともあります。有機栽培では、この肥料の使用にも様々な取り決めがあり、肥料の材料、産地、成分など、細かく確認して証明を取っています。

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これは昆布出汁を取った後の出汁ガラから作った肥料です。昆布のにおい。

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これは貝殻を粉砕した粉。カルシウムと微量ミネラルを補うのに使います。

肥料は作物をただ大きく育てるだけでなく、食味にも大きく影響しています。大地と自然の恵みでよく使う肥料の中に、昆布やカツオなど、出し汁を取った後の滓や、魚のアラや貝殻など、海由来のものが色々とあります。これは釣り好きの代表のこだわりですが、海のミネラルは山間の土地では不足しがちなこともあって、ここを補ってやると土の成分もバランスが整ってきます。バランスがいい土では、作物の勢いが良く、病害虫にも強くなります。海藻や魚由来の肥料は、有機で一般的な牛ふんや鶏糞由来の肥料よりも割高なのですが、作物の健康状態を考えると、結果的には良い買い物になっていると思います。

ミニトマトを加熱している時に、かすかに昆布のにおいがする。。と思ったことがあります。遠い海からの旨みがトマトに受け継がれていると思えば、ちょっと不思議ですが。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 11:50| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月04日

今週の大地と自然の恵み

週末からお天気はやや崩れ気味でしたが、朝にはやんで、雲の切れ間から光がさしはじめました。窓のない事務所を出て、雨上がりの畑を見に行きます。まだ雲が多いものの、気温は高めです。そうだ今日はもう3月。

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湿度高めの朝。畑から見上げれば、霞たなびく山と空。
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そして足元には、蓮華の花。レンゲは花の時期が長くて、田植えがはじまる5月頃まで咲いています。

現在収穫が忙しいのは、青ねぎとパセリです。気温が低いとなかなか大きくなってくれませんが、ここにきて急成長。勢いがついてきました。
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もこもこモリモリしてきたパセリさんたちの様子です。
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こちら青ネギ。まだ背丈は低めですが、ぴちぴちと張りがあって元気。

青ネギも気温が低いとなんとなく横に低く広がっていきますが、ようやく上に伸びる気になってくれたでしょうか。これからもどんどん大きくなりそうなパセリと青ネギ、沢山の方に食べていただけるとうれしいです。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 11:52| Comment(0) | 有機青ねぎ/long green onion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする