2019年06月19日

生姜の暑さ対策!敷き藁大作戦!!

春に植え付けた生姜はようやく葉っぱも出て、これから夏にかけてぐんぐん大きくなります。
生姜は暑い地方原産の作物ですが、乾燥には弱いため、根元の土が露出しないように、稲藁をしきつめます。稲藁は、低温時には保温になり、高温時には断熱、保湿の効果があります。さらに高知県では、梅雨時に限らず、地面に打ち付けるような強い雨が降ることが多くあります。この雨は時に土壌を削り、畝が平らになるほどの勢いになることもあって、土の流出を防ぐ意味でも欠かせないものです。

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広葉樹林の根元などを見ると、落ち葉が何重にも重なっていて、雨が降っても浸透はゆっくりとおだやか、逆に高温が続いても土壌からの水分の蒸散を防いでいます。何年も降り積もったふかふかの腐葉土にはかないませんが、自然の摂理から学び、土と作物を守るための工夫として、稲藁はとても良い資材になります。

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使用する藁は、近隣の米農家から購入していますが、敷き藁に使えるのは乾燥した長いままの藁。腐らせずに乾燥させるには手間もかかるため、近年では、藁の入手も難しくなってきました。稲藁の入手がこれ以上難しくなるようなら、他の資材を探さなくてはならないのですが、なるべく近くから、身近な素材を使って、かわいい生姜たちが気持ちいいようにしてやりたいものです。
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しっかりぶ厚めのお布団で大事な根元をしっかりガード。
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ダム湖に面した広い畑。作業で汗をかいた後、周りの風景を眺めるのも野良仕事ならではの贅沢です。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 07:00| Comment(0) | 有機しょうが/ginger | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月12日

なすの苗を植えました。

なすの収穫は続いていますが、今収穫している畑ではすでにピークを越えてきているので、新しい畑に苗を植えることにしました。この苗から収穫がはじまるのは、ちょうど夏の盛りになるでしょうか。

前回まではハウス内に植えましたが、今回の定植は露地へ、今年は平年より気温が低めなのがやや気がかりですが、夏にたくさん食べたい作物なので、張り切って植えます。私もナスは好物。豊作を期待したいです。

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こちらが用意したナスの苗。千両という定番の品種です。

今回定植したナスは「接木苗」病気に強い品種に沢山収穫できる品種を接木しています。苗としては割高ですが、接木苗を使用した方が、病気にかかるリスクを減らせるので、今ではほとんどのナス農家が接木苗を使用しています。
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畝を作って、マルチフィルムを張り、フィルムに穴をあけて苗を植えます。今回定植したナスの苗は実に1000株!この日出勤のスタッフ総がかりで午前中には終わらせて、いい感じに午後から雨が降りました。植えるタイミングも重要です。

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植穴に支柱を立てて、植穴の横に苗を配ります。その後、一株一株丁寧に植え付けます。気温が上がってくると苗がしおれるのと、スタッフも腰をかがめて作業するので、できるだけ大人数でかかって、手早く済ませるようにします。

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狭いポットから、広い地面に。のびのびと根っこを伸ばしてね。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 09:25| Comment(0) | 有機なす | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月10日

野菜を育てる・野菜に育てられる

ブログを担当して2年になります。実は自分でも家庭菜園をやっているのですが、きちんと勉強もしないまま、適当なやりかたをしてきたので、収穫があったりなかったり。労力と資材投入に見合っているのかといえば、とっても微妙な畑です。

プロの農家、しかも有機栽培というので、取材という名目で勉強できる!という下心も手伝い、代表やスタッフのみんなに色々聞いたり、畑を観察したり。週に一度は畑に行って、成長の様子や病害虫の状況なども撮影してきました。

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オクラの汁を吸うアブラムシ

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ミニトマトのうどんこ病

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なすの葉っぱを食べるドウガネブイブイ

そこで気が付くのは、病気や害虫の被害を受けている株は、他の株よりもどこか弱々しかったりすることです。病気なんだからあたりまえと思われるかもしれませんが、野生動物が、弱ったものから肉食動物に捕食されていくことなどを考えると、病害虫よりも先に、生き物としての活力の低下があります。その活力の元はといえばやはり、過不足ない肥料や水、気温や湿度のバランスなど、自分で動くことのできない植物に対して、生き物としての居心地の良さをいかに保ってやれるかにかかっています。

農薬や、化学肥料は本来、自然の中では淘汰されるような弱い個体さえもを助けるものでもあると思うのですが、そこから収穫される作物は、自然に健康に育った作物とはやはり違います。

日々畑を見つめ、そこから採れる作物を食べていると、作物本体の状態と、そこから収穫される食べ物の状態を繋げて考えることができます。たとえば今日のトマトが先週よりも美味しいのはどうしてか?作物の状態を知るために、見た目やデータの観察だけでなく、世話をしている畑でできたものを、実際に食べてみる、ということの重要性に気づかされます。肥料や天候で味や食感が変わるので、そこから、この時期はもっと水をやろう、だとか、次の追肥は種類を変えてみよう、など、次の仕事のヒントが得られるのです。

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毎日「じぶんとこの野菜」を食べていてこそ、「自分が食べたくないものは作らない」という気持ちになります。

そこにはマニュアルや教科書で得た知識ではカバーできない領域が広がっていますが、有機栽培では、このような感覚を養うことこそ大切です。理論上こうである、ということ以上に、今現在の作物の状態と、その時々の環境の変化の間の微妙なバランスを操っていくというのは、非常に繊細で難しい仕事です。そして何より経験がものをいいます。過去の失敗とその原因の分析が積み重なってはじめて見えてくることがあります。農耕的な社会において、年長者が尊敬されるのは、このような経験の蓄積があるためでしょう。

去年良かった方法が、今年はうまくいかないかもしれない。他所の産地で生まれた野菜が、この場所では違う育ち方をするのかもしれない。やってみたことだけが、積み重なり、次につながる足がかりになるのかもしれません。

posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 09:35| Comment(0) | 有機農業の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月06日

オクラの収穫がはじまりました!

6月になりました。3月末に種をまいてから2ヶ月あまり、いよいよオクラの収穫がはじまりました。今年は気温が低い日が続き、これでも成長は遅れています。トンネルを使った促成栽培だったので、花の付きはほぼ例年通りですが、背丈が低い。腰をかがめての収穫なのでちょっと大変。

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現在、膝よりも少し高いぐらいの丈。
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こんな感じで腰を曲げての収穫作業。長くやってると腰に負担が。。イタタ。

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背丈は低いけど、実は次々と太ってます。収穫が遅れて大きくなると固くなってしまうのでいそがないと!

気温が低いと多くなるのが、アブラムシの被害。雨がたくさん降ったり気温が高くなると減るんですが今年は彼らにとっていい気候が長く続いています。有機で野菜を育てるにあたっては、季節ごと、その季節らしい気候であった方がやりやすい。涼しいので作業ははかどるんですけど、悩ましいですね。

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アブラムシの被害にあっているオクラはこんな感じです。こうなると、アブラムシの分泌物で葉っぱも実もベトベト。。

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涼しいうちに畑に入って次々にもぎとります。腰につけた収穫用の袋にぎっしり!

オクラはこれから、10月まで収穫が続きます。次々に太るオクラに追いかけられる季節が今年も始まりました。南国高知なので、比較的早い出荷となります。初物で食卓から夏を先取り!全国からのご注文をお待ちしております。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 12:09| Comment(0) | 有機おくら/okura | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月03日

高知県農業大学校から実習生がやってきました。

高知で農業を学ぶ場所として、高知県立農業大学校があります。高知市の西隣のいの町にある2年制の学校で、実は、弊社の代表の出身校でもあります。
高知県立 農業大学校HP http://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/?sid=2010

先週は、その農業大学校から2人が農業実習に来てくれました。3日間と短い期間ではありますが、色々な作業を体験してもらいます。取材した日の午前中は選別作業中。作業の合間に少しお話を聞いてきました。

今回来てくれた実習生は女性2人、それぞれご実家が農家ということで、いずれは家業を継ぐためにこの学校を選んだということでした。農業では慢性的な担い手不足の昨今、とてもたのもしいです。

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ナスは学校でも栽培しているけれど、ここのナスはとてもきれいですね。と、コメントしてくれました。彼女のお家ではニラを作っているとか。

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彼女の家では切り花を育てているそうですが、今は野菜に興味があって、学校ではニラの栽培を勉強しているそう。

大地と自然の恵みでは、単一ではなく、複数の作物を栽培しているので、色々な作業を体験してもらえれば良いなと思います。若い人たちが農業に真剣に取り組んでくれている姿を見ると、とてもうれしい。作り続けるということは容易ではありませんが、明日の農業を支える貴重な担い手、期待しています。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 10:28| Comment(0) | 有機農業の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする