2020年06月22日

夏至です。

昨日は、一年で一番昼間の長い日「夏至」でした。これからが夏本番。そして梅雨真っ盛り。。のはずですが、今朝は晴れました!

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ピカーン✨と、梅雨とは思えない爽やかな朝。。

こんな日は、いずれ暑くなるので収穫作業は午前中早めに終わらせたいところです。

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低い背丈のオクラを収穫するのは腰に負担がかかります。早く大きくなってほしいですね。
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気温の関係か、現在はやや低調のオクラさんたち。いずれ人と同じぐらいの背丈になりますが、今はまだこんな感じです。虫の食害もちらほらあるので、そちらも気にしつつの収穫作業です。

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腰につけた収穫用のかごからコンテナに集められたオクラたちです。

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畑に向かう街道沿いには紫陽花が植えられていて、今が見ごろ。紫陽花の色は土壌のphによって決まると思っていましたが、あらためて調べてみると、アルカリ性=赤系 酸性=青系という常識もとっくに覆されておりました。

そういえば、日本では酸性土壌が多いにもかかわらず、ピンク系の花も比較的多く見られます。これにはアルミニウムやリン酸などの含有量や、水分量など、多くの要素が影響していて、酸性かアルカリ性か、なんていう単純なことではないようです。なんとなく日陰のあじさいには青が多いなとは思っていましたが、たとえ酸性の土壌に植わっていたとしても、水分量が少ない状態では、花を青くするアルミニウムイオンが溶けださないために赤系になるというので、そのあたりも気にしつつ観察すると面白いですね。(そういえば、この画像の場所は日当たりが良い)

参考:園芸ネットより「あじさいの花色調整」


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畑の周辺の生き物から教えてもらえることは多いですね。

posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 11:20| Comment(0) | 有機おくら/okura | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月15日

有機オクラの収穫がはじまりました。

先週からオクラの収穫がはじまりました。今年は、種を蒔いてからの低温と雨が少なかったことによる乾燥で収穫時期が遅れましたが、梅雨がはじまってようやく動き出した感があります。

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どんよりと重い曇り空の下ですが、明るいクリーム色のオクラの花はひときわ鮮やか。

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今年は序盤足踏みで苦戦気味だったオクラですが、ようやく勢いが出てきました。

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傷がつくと、その部分が黒く変色するデリケートなオクラ。出荷場でていねいに選別し、袋詰めしています。

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初物!まだ少し小ぶりです。

日々土に触れ、作業に汗を流し、日が暮れればごはんを食べてお風呂に入り、布団に入れば体の疲れで、早々に寝入ってしまうというのが、農家の日常です。農業でお金をたくさん稼ぐのは難しいのですが、先に書いたような暮らしをしていると、たくさんお金を使う機会もあまりありません。

時々フンパツしてごちそうを食べたところで、野菜だけではなく、魚や肉の産地でもあるこの地域で、生産者(知り合いをたどれば、ほとんどの第一次産業につながるのが田舎です。いただくことも多い)から一番上等の食材を買ってもさほど高額になることはないですし、地元の店も都会からすると驚くほど安くておいしいものを出しています。山や川、ひとつ山を越えれば海も近く、休日に一日中遊んでも入場料を取られることはありません。そもそも、植物を育てたり畑を整備したり、ちょっとした大工仕事が楽しいと思えるのならば、仕事という名のもとに、ずっと遊んでいる、と解釈することだってできるかもしれません。

誰かに指示され、自分の意図とは関係なく動かされている、と感じているのならば、農業に限らずどんな仕事もつまらないのですが、自分のやりたいことと、仕事の内容が矛盾していなければ、すべて学びとして吸収できるので一石二鳥です。ただそれを自分の将来にどう生かすか、応用していくかという将来像を抱いていないと、まったく面白くはない訳ですが。

posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 11:34| Comment(0) | 有機おくら/okura | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月14日

生姜の藁敷き

生姜の芽出しが終わるとそろそろ梅雨です。ここで急いでやっておきたいのが藁敷き。以前にも書いたかもしれませんが、高知の雨は下から降るといわれるほど大粒で勢いよく降るので、傘をさして歩いていても、地面からはねかえる水滴で足元がびしゃびしゃになってしまうというのはよくある話。

芽出しをした後、黒いマルチフィルムをそのままにしていると、この後ぐんぐん上がる気温で地温が上がりすぎるので、芽が出揃った時点で溝を残してはぎとりますが、この畝をむきだしのままにしておくと、今度は強い雨に叩かれて、畝の土がどんどん流出してしまいます。そこで稲藁を敷いておくと、土の流出を防ぎ、さらに梅雨の後に来る強い日差しと、高温から生姜を守ることができます。

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生姜の栽培には欠かせない稲藁ですが、これは昨年の秋から準備しておいたもの。大量に必要なのですが、野外に積んでおくと腐ってしまうので、藁専用のハウスに保管しています。

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藁ハウスから軽トラや台車を使って藁束を運び出し、畝に配ってから生姜の芽を痛めないように慎重に敷きこみます。

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まず畝の中心に、畝と平行に藁を敷き詰めます。

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続いて、畝と垂直方向、生姜の芽の間に藁をかぶせます。まだ弱い芽を傷つけないように注意しながら、たっぷりと隙間なく配置します。中腰できつい作業ですが、この日は曇り気味で日差しが強くないかったというのが救い。湿度高めだったので汗はだらだらと流れます。

今年は気温が低く、路地生姜の芽吹きが遅れたので、藁を敷く作業が6月になってしまいました。作業の翌日にいきなりたたきつけるような雨で梅雨も本番。なんとか間に合ってやれやれです。

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こちらは害虫アザミウマの天敵が好むというクレオメ。役に立つ上に、花も美しいなんてお得です。畑の周りに植えています。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 01:16| Comment(0) | 有機しょうが/ginger | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月03日

おいしい野菜ってどんなもの?

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ここだけの話、有機の野菜だからといって、そうでない野菜よりも美味しいとは限りません。ましてや「虫が食っているから美味しい証拠」とかいう話も時折聞きますがそれも間違いです。それでも、うちの野菜は美味しいです。と自信を持っておすすめできるのには、いろいろな工夫があるからなんです。


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先日、代表から有機ニラの成分分析のデータを渡されて、結果をブログの記事にしてねと言われましたが、さて。このデータの意味するところは?ビタミンCや甘みを示す値はほぼ平均値ですし。。一見するとそんなにいい値に見えません。と思ったところで、一個極端に平均よりも「少ない」数値がありました。平均数値の約1/5です。この「硝酸イオン」って一体何なのでしょうか?

肥料をたっぷり入れたら美味しい野菜になるの?
「硝」と「酸」という文字から、なんとなくイガイガした味をイメージしますが、実際に硝酸イオンの値が高い野菜を食べると、味覚の中でも「苦味」「えぐみ」などの要素を強く感じます。つまりこの数値が高い野菜は、美味しくない。もっとはっきりいっちゃうと不味いんです。

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同じ種類の野菜でも、栽培方法によってこの硝酸が多くなったり、少なくなったりするのにはどんな要因があるかというと、一番大きな要因は、肥料です。中でも「窒素」という成分が多いと、作物の中の硝酸イオンが増えます。窒素は作物の中でも葉っぱを大きくする作用があるので、ニラのような葉物野菜を早く太らせようと思えば、たくさん使いたくなるかもしれませんが、おいしいニラを食べたいと思えば、そんな雑なことはできません。

さらに窒素の投入量が多すぎると、野菜が傷みやすくなる傾向があります。冷蔵庫の中で使われずに古くなった場合、黄色く萎びていくのではなく、ぐずぐずに溶けたように腐る野菜は、窒素肥料が過剰に使われている可能性が高い。(温度や水分量など保管状況にもよりますけれど・・・)食味だけじゃなくて、品質面でも窒素肥料のまきすぎはよくないのです。

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野菜の作り手としては、有機野菜を選んでくださるということ以上に、おいしいと言って食べていただくことがうれしいので、見た目倒しではない、狙った味わいを出すために肥料の配合や、お世話のしかたには試行錯誤をくりかえしています。人間同様、ごちそうの食べ過ぎは良くないのですが、極端なダイエットも逆効果。栄養バランス良く、病害虫に強い元気な野菜作りのために、技の探求を続けてまいります。


posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 13:30| Comment(0) | 有機栽培の技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月01日

生姜の芽出し

地味ですがとっても大切な仕事「芽出し」

生姜を植えたら、生育を促進するために、畝に黒マルチをかぶせています。しかし、芽が出たら即座に芽の上に載っているマルチフィルムを破ってやらなければ、せっかくの新芽が枯れてしまいます。種生姜を植えて、芽が出る頃になると毎朝一番に畑に行って、かすかにフィルムを押し上げている小さな芽を探して、芽出し用の長い鎌でフィルムを破っていきます。

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小さな芽吹き。救出が遅れると、5月の強い日差しでマルチ内の温度が上がり、芽の先端が焼けてしまいます。絶対に見落とせない!

スタッフは見廻りながら時々立ち止まり、フィルムに切れ目を入れていきますが、ブログ担当の目にはよくわからないほどでした。黒マルチがかすかに持ち上がっている部分を見逃さず、さらに新芽に傷をつけないように切っていくのは慣れないと難しい。植えた時のことを思い出しながら、目を皿のようにして、芽が出そろうまで毎朝見廻ります。

芽が出そろえば、マルチをはぎとり、土寄せをしてから畝の上に稲藁をしいて、梅雨と夏を迎えます。秋の収穫までまだまだ作業は続きます。世の中ではいろんなことが起こっていますが、作物の世話は季節と追いかけっこ。待ったなしのあわただしさが続きます。

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この畑からは物部川の川面が見下ろせます。花の季節も終り、緑が濃くなってきました。川ぞいは、上流から運ばれた土で平らな土地が広がっているため、古くから田畑として作られてきました。斜面が多い山間では貴重な耕作地です。

posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 10:11| Comment(0) | 有機しょうが/ginger | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする