2020年11月30日

菜ばなの収穫がはじまりました!

ここ数年、暖冬が続いています。寒がりにはありがたいのですが、冬に旬を迎える作物にとっては、あまり暖かすぎるのも考えものです。弊社で冬の野菜と言えば「な花」このな花、例年であれば12月の中旬以降に収穫がはじまるのですが、今年は早く花芽が上がってきたので、収穫がはじまりました。


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今朝は冬らしい空模様ですね。

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研修生のニャン君はベトナム出身なので、寒さが苦手ですって。

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今はまだ根元に近い部分についている花芽。腰をかがめて摘み取るので腰に負担が。。

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摘み取りに使う道具は、ハサミ派と短い包丁派にわかれますが、今年からハサミ派にしたという林君によると、包丁だと収穫する部分以外に傷をつけてしまうことがあるから、ハサミに変えてみたとのこと。花芽がもうちょっと高い位置に出るようになればまた変わるかもしれないですね。

な花の畑の一角に、妙に成長が遅く、葉っぱの色が薄い場所がありました。林君にこの場所だけ後で苗を植えたの?と聞くと、「この畑は全部同じ時に植えましたよ」とのこと。はて?

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画像手前の株は生育が遅くて、色が黄色っぽいのがお分かりでしょうか?

では、元肥の撒き方にムラがあったのかな?などと失礼なことを考えましたがそれももちろんハズレ。なんでも畑の中で、この部分だけ水はけが悪く、長雨の時期に水たまりができていたのが原因だとか。水がたまると、せっかく撒いた肥料分が流れ出してしまうのです。うーん。同じ畑の中でもこんなことがあるなんて。

ブログ担当はごくいい加減な家庭菜園をやっているのですが、狭い畑を使っていると、ギリギリまで前の作物が植えていたりして、元肥を入れるタイミングが、次の作物を植える直前になってしまうことが多いのです。これがダメだってことはなんとなくわかちゃいるんですが、でも早めに入れると流れちゃうこともあるってことで、そもそもなんで元肥を入れてから、しばらく作物を植えちゃいかんのか?というので、事務所に戻って、今度は代表に聞いてみました。

元肥を入れてすぐに作物を植えると、病気になったり、虫が出たりするから。というのが代表の回答です。肥料をまいた後、作物を植えるまでの畑の中で何が起こっているのかについては、説明が長くなるので、また別の機会にゆずりますが、なんだか畑全体がでっかいぬか床のようですね。

後々追肥も撒くのにな?と思うかもしれません。種まきをして芽吹いたばかりの芽や、移植したばかりの若い苗はいかにも弱々しく、まだしっかり根を張っていないのでちょっとしたことでダメになることがあるのです。肥料を入れないと大きく育たないけれど、それが毒になることもあるなんて、ちょっと自分の食事のことなども考えてギクリとしたりして。

化学肥料と農薬を使えば、作業はもっとシンプルになりますが、有機栽培になると、この「待つ」という期間がけっこうたくさんあって、短期的に見れば効率の悪いことばかりです。しかし、冷暖房完備、食事は栄養ドリンクという暮らしをして病気もしないで元気だという人間を(少なくとも私は)見たことがないということを考えれば、それと同じようなやりかたで育てた植物や動物がどうなるのか。さらにその動植物を食べた人間は??

オーガニックやSDGsがファッショントレンドのように浅くばらまかれていることに、なんとなくモヤモヤしている生産者は多いと思いますが、そのモヤモヤをどう説明したら良いのでしょうね。。その責務から逃げてはいけないとは思うのですが、なにしろ田舎はやることが多くて忙しいです。


posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 11:16| Comment(0) | 有機な花/field masterd | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月23日

柚子を収穫しています。

8月の青柚子からはじまって、柚子収穫の本番は11月です。お隣の物部町は全国でも有数の柚子の産地。普段は人影もほとんどない山間の柚子畑が、収穫を手伝う人々がやってきて、急に賑やかになっています。

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柚子には沢山採れる表年と収穫が少ない裏年がありますが、今年は表になったようで、比較的沢山の実をつけています。

山間の寒い地域でも栽培できるので、野性味があって、タフなイメージのある柚子ですが、普通に見た目の良い果実を作ろうとすれば、実は結構農薬の使用量が増えてしまう作物なのです。しかし、他の柑橘では主に、果汁や果肉を食べて、外側の皮は捨ててしまうのと比べて、柚子の場合では黄色い外皮の部分を使うことが多いため、残留農薬の影響もかなり気になります。

気象条件によって、多く発生する病害虫の種類は変わりますが、今年は気温高めで雨は少な目という条件で「ミカンサビダニ」の被害が多くなりました。この虫は体長約0.2mmぐらいと、とても小さくて、目視で確認するのは難しく、葉っぱや果実に異変が出てからようやくそれとわかります。今年は春も早い時期から気温が上がり、晩秋になってもなかなか気温が下がらないので、虫が元気で活動できる期間が長くなっていることも影響しているでしょうか。

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サビダニによって外皮が黒ずみ、ざらざらになった果実。食べても害はないのですが、もちろん出荷はできません。

わたしたちの畑でも、有機栽培で使用を認められている、環境への影響が少ない農薬(マシン油など)を何度か使用していますが、それでも使用回数は制限されており、これらの病気を完全に防ぐのは到底無理。さらに柚子の木には大きく鋭いトゲが沢山あり、大風が吹くと、果実に傷がついて跡になったりそこから傷んだりして、さらに出荷できる量が減ってしまいます。色々言い訳みたいになりましたが、なかなかの手間をかけつつ、ようやくお届けできる有機の柚子なんです!ということで、ちょっと見た目は悪いかもしれませんが、味と香りは太鼓判。今だけの季節の味を是非お試しいただきたいのです。

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収穫時は鋭いトゲから手を守るため、革の手袋と袖カバーは必須!
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 10:34| Comment(0) | 有機ゆず/yuzu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月16日

ミニトマトすくすく

先週まで、スタッフ全員総がかりで生姜の収穫にあたっておりましたが、その大仕事もようやく終わって、これからは通年収穫のあるネギとニラの他、柚子の収穫、さらに、冬に収穫する作物のお世話が目白押しです。

先月定植したばかりのミニトマトはまだスタッフの背丈よりも低いのですが、順調に成長していて、固く緑色だった実も少しずつ色づきはじめています。このペースだと、12月初旬には収穫をスタートできるでしょうか。

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伸びてきた枝を誘引(紐で釣り上げたり、専用のクリップで止めたりする作業)しつつ、果実に日光が当たるように下葉を取り除いています。

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ミニトマトは房のように実り、根元に近い方から順に赤く色付いています。

今回は前回悩まされた「黄化葉巻病」に耐性のある品種を採用しましたので、そちらの被害はないものの、一部サビダニという肉眼では見えない害虫なども発生していて、葉カキや誘引の作業をしながら一株一株の健康チェックが怠れません。

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これはトマトサビダニにやられた苗。葉っぱが一部、茶色くなって枯れています。

ミニトマトの果実が赤くなるためには、お日さまの光にあたることが重要なのですが、余分な下部の葉をかきとって、日当たりと風通しが良くなるように苗を仕立てる必要があります。この葉カキの作業は、広いハウスの中で長時間コツコツと行うことになるので、意識しないでいると、単に作業として通り過ぎてしまいますが、実はこの作業中こそ、作物の微妙な変化に気づくための大切な機会になるので、ボンヤリ上の空ではいけません。一株一株、何か変わったことがないか、愛情深く観察しています。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 11:17| Comment(0) | 有機ミニトマト/tomato | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月11日

ネギが元気です。

一年を通して、どの季節にもなくてはならぬ野菜といえば「ネギ」ではないでしょうか。白ネギとちがって青いネギは料理の主役を張ることは少ないのですが、みそ汁や納豆など、毎日少量ずつでも使わない日がほとんどないくらいです。

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ネギとニラは似た環境で育てていますが、収穫方法はかなり違います。ニラは鎌で刈り取り、ネギは根っこごと引き抜きます。土がついているので、収穫時にできるだけ土を振り落とし、出荷場にかえってから専用の洗浄機に通して丁寧に洗います。

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収穫したネギを揃えて丁寧にベルトの上にならべていきます。

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きれいに洗いあがった小葱が出てきます。

洗浄のあと、さらに選別と計量、袋詰めの過程をへて箱詰めして出荷。収穫するところから洗浄まで、ひとつひとつの作業をていねいにやっておかないと、のちの作業がスムーズに進みません。完全に分業するのではなく、色々な作業にかかわり、出荷までのいろいろなシーンで作物に向き合う事で、作物の微妙な変化に気が付くこともあります。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 00:00| Comment(0) | 有機青ねぎ/long green onion | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月09日

冬のはじまり

11月初旬は毎日生姜を掘っています。先週は韮生野から少し離れた場所にある一番広い畑の収穫をしました。雨が降ると土が水分を含み、掘り上げる労力が余計にかかってしまいますので、晴れが続くうちに収穫をしたいところ。さらに11月も後半になると霜がおりるので、それまでにすべての生姜畑で収穫を終わらせなくてはいけません。


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広い畑だと収穫用のコンテナも大量に必要ですね。

この時期はネギやニラも好調。朝晩の気温もしだいに低くなり、お布団から出るのがつらくなるとともに、虫や病気も減っていくので、あまり手間もかからず、出荷も好調です。

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こちらでみんなが収穫しているのは小葱です。

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今朝の空。ややどんよりした雲が残って、冬を感じさせます。

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こちらは今朝の菜ばな畑の様子。

少し前まで元気に菜ばなを食い荒らしていた青虫の姿もほとんど見かけなくなってきました。苗も定植直後の頼りない様子からくらべるとずいぶん大きく育ちましたが、花芽が出てくるのはもう少し気温が下がってから。菜ばな好きの私は収穫がはじまるのをとても楽しみにしています。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 10:36| Comment(0) | 有機しょうが/ginger | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする