2019年01月27日

海外からの研修生たちのこと

  • 大地と自然の恵みには外国人スタッフが在籍しています。主にベトナム、インドネシアからの技能実習生です。

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先の国会で外国人実習生度に関わる議題が審議されていたので、メディアなどに取り上げられることも増えましたが、職種や受け入れ先ごとに状況はまったく違っています。ですから、ここでは2019年1月現在、弊社での受け入れの状況を、何回かに分けて紹介していきます。

もはや、欠かせない担い手として
現在、外国人技能実習生たちは、渡航前に本国の日本語学校や斡旋業者に学費や手続きにかかる諸費用を支払い、多くの場合その費用を借金でまかなっています。期間終了後に帰国して、習得した技術を生かした職業に就くことができ、安定した収入を得られるという展望があれば良いのですが、帰国後に活躍できる受け皿がなかった場合はこの制度を利用して、単に外貨を稼ぎにきただけ、ということになり、さらに、受け入れ側も研修生がようやく仕事にも慣れた頃には、帰国してしまうという状況を繰り返すために現場が疲弊していきます。

そうかといって、十分な受け入れ制度も整わないままに、単純に滞在期間を伸ばす、というのではあまりにも不公平で手前勝手なやり方のように思うのです。既に、彼らの力なしでは、日本の産業が立ち行かなくなっている状況があるのなら、あらためてその状況を直視し、お互いにとってより良い方法を模索する必要があります。

現実には、外貨を稼ぐことだけが目的でこの制度を利用する実習生も多い中、本国に帰って自分で事業を立ち上げたいという意欲を持った人ももちろんいます。農業を仕事にしたいという人、夢がある人を応援したい、経験を知識を持って、それに役立てて欲しい、お互いが一緒に仕事ができてよかったと言い合える関係を、外国人に限らず、ここにいる全てのスタッフとの間で築いていきたいのです。

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有機農業、10年、20年後のための種まきとして、新しい取り組み
大地と自然の恵みでは、既に何年も実習生の受け入れを続け、代表は何度もベトナムやインドネシアに直接出かけて、送り出し側の状況なども確認してきました。そのような積み重ねの中でようやく、それぞれの国の文化や体制や、日本で受け入れをする業界ごとの違いなど、今ある制度や枠組みでは解決しきれない問題があることがわかってきました。

要するに、まだ道がないところを進むのですから、自分たちでなんとか切り開いていくよりほかにありません。お互いにとってよりよいルートを探るため、本国に帰った元実習生や、有機農業をやっている仲間同士で協議を重ね、2019年度には、すべての実習生の受け入れ業務を、有機農業法人が合同で立ち上げた監理団体に移行することになりました。

既に、私達にとって欠かせない存在になっている外国人スタッフが、安心して働ける環境作りと、農業の担い手不足を解決することを目指しています。実習期間終了後も本国に帰国せず、日本で働き続けたいと言ってくれる実習生もいます。まだ始まったばかりで、これから、という段階ですが、お互いで築いてきた信頼関係を裏切ることがないように、大切な種を育てるような気持ちで、じっくりと取り組んでいきたいと考えています。
posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 02:46| Comment(0) | 有機農業の仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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