ニラは年中収穫できる青物として、とても便利な野菜です。栄養価も高いので、たくさん食べていただきたい。大地と自然の恵みでは年中出荷しているのですが、春先になるといつも悩まされているのがアブラムシです。慣行農業ではあらかじめ、防除のための農薬を散布しているのでそもそもアブラムシなんて発生しない(!)ということらしいのですが、こちらはそういう訳にもいきませんので、対処としては発生したニラを刈り捨て、マルチを貼り込んで、熱で蒸殺す、または有機で使用できる植物油由来の乳剤を散布するというような対策を取っています。しかし、刈り捨ても広範囲に及ぶと、出荷に支障がでるのが悩みの種です。

黒いツブツブがアブラムシです。本当は洗えば問題なく食べられるんですが、商品として出荷することはできません ( ;∀;)

同じハウス内でも、アブラムシの発生が多い所と少ない所があります。この条件の違いが解明できれば大発見ですよね。
もう少し気温が上がれば、アブラムシの発生も減っていきます。作物にとっても大切なのは病害虫も跳ね返すような免疫力。元気な野菜を育てることに注力すれば、農薬を使わないのが当たり前の世の中も夢ではないのかもしれません。