2020年07月13日

梅雨と旧暦

本日2020年、令和2年7月13日です。
今年、四国地方では5月31日に梅雨入りが発表されました。梅雨前半は空梅雨気味でしたが、かれこれ1カ月半近く梅雨ということになります。

ひとくくりに7月といっても、気温や降雨はその年によって傾向も変わります。現在広く使用されているカレンダーは西暦(=太陽暦)といって、西欧を中心に使用されてきた暦ですが、戦前までは日本独自の暦(=太陰暦)が使われていました。

西暦のカレンダーでは、太陽の運行を基準に組まれているのに対し、旧暦では新月(朔)から次の新月までの期間を一月と定めています。その旧暦で今日を探すと、なんと5月23日。先週の七夕だって、旧暦の7月7日を探すと、今年は西暦の8月25日ということになりますので、季節感覚にもかなりのズレがあることになります。

西暦(太陽暦)2020年7月13日 → 旧暦(太陰暦)5月23日

なんと、旧暦で見ると、今日はまだ皐月(5月)!。ちなみに水無月というのは旧暦の6月を指しますが、今年の旧6月は7月21日からということになり、ちょうど平年の梅雨明け時期にあたりますので、梅雨だというのに「水が無い」という理不尽な月名の謎が解けます。

200713tuski.jpg

ちなみに去年、2019年の7月13日は旧暦の6月11日でした。その差18日。つまり、旧暦を適用すると、今年の7月13日が去年の7月13日よりも気温が低いというのは当然のようにも思えます。(実際、半月遅れと考えても今年は低めなんですが。。)

以前にもここで紹介したことがあるかもしれませんが、農業従事者の中には、今でも旧暦を見ながら作業している人が結構います。戦後、システムだけを西洋のものにまるっと入れ替えて合理化したようですが、スーツや革靴が日本の気候に合わないように、暦も長年この国で使い続けてきたものに分があるような気がします。

釣りをする人は、常に潮の満ち引きを意識していますが、陸上の生き物の営みにも月は大きな影響を与えているということは間違いなく、昔のお百姓は今よりも月の動きを意識して、日々の作業の段取りを決めていたようです。

これからの農業は、大きな屋内設備で、土を使わず、あらゆる要素をコントロールできるようなやりかたが主流になってくるのかもしれませんが、自分としては、季節風土に沿い、土から生まれてきた野性味のある野菜を食べ続けたいと思うのです。

コロナ禍の中、あらゆるところで除菌や抗菌の文字が踊りますが、管理され、無菌の中におかれた食べ物が安全かといえば、それはおおいに疑問です。そしてそれはたぶん、人間においても同じこと。良いものも悪いものも混在する中で、極端に振れないために、バランスを取る知恵というのは、むしろ昔の人のやり方や、野生の動植物の生き方から学ぶ方が多いかもしれません。





posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 12:00| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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