2020年01月20日

大地と自然の恵みの2020 新しい挑戦 その1

一月は一年のはじまりですので、今年のこれからの話を代表に聞いてみました。たとえば新しくチャレンジする作物のことや、スタッフのこと、流通のことなどなど何回かに分けてお届けします。まずは昨年末から年始に植え付けたばかりの栗についてのお話しから。

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植えたばかりで収穫はまだまだ先なんですけど。画像はイメージですよ。。

桃栗三年柿八年...
昨年末に栗の苗を植えました。桃栗三年柿八年、柚子の大馬鹿..と続きますが(他にも諸説あります)柚子は私達も栽培しているのでやや不名誉な言われよう。。柚子は古木に成る実の方が味が良いとされているので、成長がゆっくりでも許して欲しいですね。

いきなり脱線しました...。もとい、野菜と違って果樹については、一年に一回しか収穫がないため、山間地など、他の作物の作付けが難しい場所などで栽培されてきました。ところが近年では農業従事者の高齢化が進み、平坦な場所でも農地として維持することが難しい土地が増え続けています。

高齢化と耕作放棄地の拡大
農地は宅地や商用地などへの転用が難しく、一度放棄されると草木が生い茂る藪になってケモノが住み着いたり、あるいは、これが私たちにとっては特に問題なのですが、有機農業では禁止されている除草剤が撒かれてしまったりするのです。コツコツと記録を取り、手間のかかる有機認証の申請を行っていても、隣接する畑で除草剤を使われてしまうとこれまでの努力が一気に水の泡になってしまうこともあります。

私たちの畑の多くは住宅地に隣接しており、土地の持ち主が農業従事者ではない場合も多いので、近隣の土地の利用状況には特に気を配っています。高齢の住民にとって草刈り作業は体力的に負担が大きいため、除草剤を使用するケースも増えてきました。そして、これらの除草剤は最近ホームセンターはおろか、薬局やスーパー、さらには百円ショップなどでも売られるようになったことから、以前よりも気軽に利用する人が増えているという事実にも頭を抱えています。

有機の農地利用で「三方善し」
他人の土地利用のことをとやかく言っても水掛け論になりやすく、近所の人との関係が悪化すれば命取りなのが農業の怖いところです。ややこしい交渉で時間と精神をすり減らすぐらいなら、いっそその土地を借りて、ぜんぶ有機の畑にしてしまおう。というのが代表の考え。田舎では先祖から受け継いだ農地を荒らすということが何よりも嫌われるので、そこに作物が植えられて、引き続き農地として使われるならばと、積極的に貸していただける場合も多いのです。

でも新しい畑が次々に増えると、スタッフの仕事も増えて、たちまち人手不足になってしまいます。そこで、成長に時間がかかる果樹などを取り入れ、一般の農地から有機の畑への転換をしながら農地として運営し続けるという試みをしています。

これまで、果樹は高知の特産品である柚子だけでしたが、どうせならば同じ作物を増やすよりも新しい作物にチャレンジしてみようということで、選ばれたのが栗。最近は新しい品種も色々あって目移りしますが、その中から代表が選んだのは「ぽろたん」という栗。渋皮が剥きやすく、甘みがあるのに、従来からある中国系の甘栗と違って粒が大きいのが特徴で、栗が大好きな管理人もその成長をとても楽しみにしています。

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で、コレが植えたばかりの栗の苗木。。枝?

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でも、近づいてみると冬芽がしっかりついていますよ。

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栗の畑はゆずの隣です。木が成長するまでは株間が広く、すぐに草に埋もれてしまうので、スタッフが黒い防草シートを丁寧に敷きこんでいます。

安全な野菜を届けるためには、野菜を作ることだけではなく、周囲の環境も作って行かねばならない。ということは、有機農業を続ける上でとても大切なことです。目先のことにとらわれず、10年後、20年後のことを考えて、里山の自然に溶け込む仕事を続けていきたいと考えています。

posted by 大地と自然の恵みスタッフ at 10:04| Comment(0) | 有機くり/chestnut | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする